6月17日通り
ベルリンを訪れた人が必ず仰ぐ門が有名なブランデンブルク門。
この門をこれまた有名な大通りが貫いている。
この通りは、大ベルリンの東西を横断する大動脈で、古き良きベルリン時代にはシャルロッテンブルガー通りと呼ばれていた。
そのブランデンブルク門から東に延びるのがウンター・デン・リンデン。
西に延びる通りを「6月17日通り」という。
通りの写真はありきたりなので、本日の一景は道路標識にした。
1953年6月17日、東ドイツで起こった市民運動をソ連軍が武力制圧したことによって、多くの犠牲者を生み出し、それに抗議して、この通りが「6月17日通り」と改名されるようになった。
ドイツでは地名や人名の通りは多いが、日付を冠した通りはほとんどない。
旧西独時代、この日は「ドイツ統一の日」とされた。
しかし、1990年10月3日にドイツが統一されると、10月3日が「ドイツ統一の日」となったため、6月17日は記念日として残った。
ショッピングや食事はもちろんウンター・デン・リンデンとなるが、散策をするなら断然、森に囲まれた6月17日通りの周辺の方が快適である。