ロスチャイルドバード
その中から二羽の小鳥が描かれている「ロスチャイルドバード」のカップ&ソーサーをご紹介。
西洋磁器のコレクターなら誰もが知っているシリーズ。
18世紀末のドイツにおいて金融業で成功したロスチャイルド家に納められたセットであることからこの名がついている。
ユダヤ系ロスチャイルド家の子供たちはヨーロッパ各地で財をなし、英国では貴族となりヴィクトリア女王とも親交があった。
ある園遊会で女王のお気に入りのネックレスがなくなるハプニングがあり、みんなで探したところ、庭の樹の枝に引っかかっているのを女官が見つけた。
まずい雰囲気を察したロスチャイルド氏は、ロスチャイルド家用の小鳥のパターンに首飾りを加えて女王に献じた。
ロスチャイルドバードの絵柄はこの故事に因んでいる。
事件は小鳥の悪戯であったと。
このカップでいただくコーヒーは格別美味い