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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

アントワープのブラボー

アントワープのランドマークである聖母大聖堂から目と鼻の先にある中心広場。

町の繁栄の証人であるギルドハウスや、1561年から64年にかけて建立されたルネサンス様式の市庁舎など、三角形の敷地内は見どころが豊富。

この広場で一際目立つのが、噴水の上にそびえる英雄シルヴィウス・ブラボーの像。
アントワープの芸術家ジェフ・ランボーによる1887年の作品。
よく見ると何かを投げている。

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アントワープの地名の由来はこの「ブラボーの物語」からきている。

今から 二千年程前のこと。
シュケルデ川沿いの要塞に アンティゴーンという巨人がいた。シュケルデ川をまたいで立てるほどの巨人で、川を通る船が股の下を通る時に重い税を課し、税を払わない船長は手を切り取られた。
紀元前57年頃、ジュリアス・シーザーがローマ軍を率いて北ヨーロッパへ遠征に来ていたとき、その甥であるシルヴィウス・ブラボーがその話を聞いて、アンティゴーン征伐にやって来た。
数時間の格闘後 アンティゴーンを倒したブラボーは、その首と右手とを切り取り、右手をシュケルデ川へと投げ捨てた。それ以来、この町はhant(手)+werpen(投げ捨てる)=(h)antwerpen と呼ばれるようになった。

しかし、このブラボーの話は、実は15世紀頃の作り話だとか。昔のアントワープの人々は、この話を真実だと信じていたという。


久しぶりの「一景一話」でした^^;
by doitsuwine | 2014-06-18 17:40 | ベルギー | Comments(2)
Commented by N-styel at 2014-06-18 18:06
興味深いお話、どうもありがとうございます‼︎( ´ ▽ ` )ノ
こういうお話、大好き♡(*˘︶˘*).。.:*♡
逸話とか伝説とか、なんか夢があっていいですね〜‼︎ワクワクしちゃいます♫
Commented by doitsuwine at 2014-06-18 21:14
Naoさん(^^)/~~~
川をまたぐほどの巨人の手としては小さいですよね。
私も物語が好きです。
物語を知らないと、見てもそれがどういうものかわからないし、興味をもって見ることもないですから。
勉強はいくつになっても大切です。