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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

檜峰神社参拝 最終回

さてさて、檜峰神社を参拝した本当の目的。
それは小澤一仙が彫刻した龍を見るため。 

多分、皆さんは小澤一仙といっても、「誰?それ」でしょうから、まずは彼を簡単に紹介。
本姓は石田、初名は馬次郎、通称は雅楽助。、幕末の尊攘派の志士。
安政のころ生地である伊豆の江奈から甲斐国にうつり、小澤一仙を名乗る。
このとき、黒駒村の神主武藤外記から檜峰神社修繕の依頼を受ける。
武藤外記は尊皇攘夷の志に篤い神主として、当時名の通った存在で、博徒の竹居の吃安、祐天仙之助、黒駒の勝蔵も啓蒙してしまったという人物。
そんなところに厄介になった小澤一仙は、生来のめりこみの激しい性格、勤王思想にどっぷりハマッてしまう。
維新に際し、公家高松実村を隊長とする新政府軍鎮撫隊を結成。
勅命のないまま甲府に入ったが、偽勅使として慶応4年3月14日処刑された。39歳。

小澤一族は代々宮大工の家系で、一仙の兄弟たちも宮大工、彫師となっている。
一仙は宮大工、彫師だけでなく、鋼鉄船の設計や琵琶湖運河の計画もしたスーパーマン、哲人であり、「東洋のダヴィンチ」たる所以もここにある。

その一仙が檜峰神社にそれはそれは見事な「親子龍」の彫刻を残している。

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その繊細な技巧にしばらく見とれてしまった。

ちなみに、小澤一仙の研究家は在野にたくさんいます。
by doitsuwine | 2015-04-17 17:50 | 山梨 | Comments(0)