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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

人類の歴史を貫く『論語』一人語り (7) グルメ

人類の歴史を貫く『論語』一人語り (7) グルメ

食不厭精、膾不厭細。食饐而餲、魚餒而肉敗不食。色惡不食。臭惡不食。失飪不食。不時不食。割不正不食。不得其醤不食。肉雖多。不使勝食氣。唯酒無量、不及亂。沽酒市脯不食。不撤薑食。不多食。
(郷党第十の八)

【意訳】
飯はいくら白くとも宜しく、なますはいくら細かくても宜しい。飯がすえて味変わりし、魚が腐り肉が腐れば食べない。色が悪くなったものも食べず、臭いの悪くなったものも食べず、煮方の善くないものも食べず、季節外れのものも食べず、切り方の正しくないものも食べず、適当なつけ汁が無ければ食べない。肉は多くとも主食の飯よりは越えないようにし、酒については決まった量はないが乱れる所までは行かない。買った酒や売り物の干し肉は食べず、生姜は除けずに食べるが多くは食べない。

【釈義】
すごいグルメじゃないか。というよりも、ただ腐ったものを食べず、いい加減に手抜きされた料理はいただかないということだ。しかし鮮魚が殊の外尊ばれた時代に、季節外れのものを食べないとは、やはり贅沢なグルメ以外の何者でもない気もするのだが・・・・・・・
孔子先生は巨漢だったというから酒には強かったのだろう。

孔子先生、時代が一緒だったら二人で祇園に行けたのに・・・
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(「ぎをん や満文 青木庵」にて)
by doitsuwine | 2015-05-31 17:29 | 人物 | Comments(2)
Commented by 小田村伊之助 at 2015-05-31 17:53 x
確かに、一緒に酒を飲んで話してみたい気がするな。

「不時不食」は三度三度の決まった時間以外には食事をしなかったと読む注釈書もござる。

それでは。
Commented by doitsuwine at 2015-05-31 21:38
小田村伊之助殿(^^)/~~~
先日は楽しいひとときを、本日はパンフをありがとう。
さてさて、三度三度と訳すと、文の流れが崩れるのでは。
そこだけ孤立してしまうぞ・・・
だから我が輩は別の注釈を採用した。