8/8 クーダムを歩く ②
すると東の端でタウエンツィン通りと出合う。
そこに聳えるのがかの有名なカイザー・ヴィルヘルム記念教会である。
ベルリンを代表するプロテスタントの教会で、ルター派の礼拝を行っている。
1888年に死去したドイツ皇帝ヴィルヘルム1世を追悼して、1891年の彼の誕生日3月22日に起工し、1895年9月1日に落成した。
尖塔の高さは113m、身廊は2000人以上の座席があった。
当初の教会はロマネスク様式だったが、1943年11月23日のベルリン大空襲で破壊され、最低限の修復を施した上で崩れたままの姿で保存されている。
広島市の原爆ドームと同様に、ベルリンの空襲の悲惨さを伝えている。
ただし、記念碑扱いで廃墟になっている原爆ドームと異なり、時計台・記念ホールとして現在も使われている。
さすがドイツである。
しかし、その隣に建てようとしている四角い建物は一体何だろう。
これはドイツらしくない。