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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

カテゴリ:フランス( 40 )

パリ郊外のフォンテーヌブローの森にある、バルビゾン村に定住し、風景や農民の生活を描いた画家たちがいた。

ミレー、コロー、テオドール・ルソー、そしてドーミエ。

その中で、ルーヴルで見られる作品のうち、私の一番のお気に入りは、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー (1796-1875)の「モルトフォンテーヌの思い出」(1864年)

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森と湖を描写させたら彼の右に出る者はいない。

この叙情的な風景は彼にしか描けない世界。

右の大木が重くならないように、小木の下に人物を配する・・・

風景画のセオリー。
by doitsuwine | 2014-02-28 17:56 | フランス | Comments(0)
ときどきパリに戻り、随想します。

本日は、ルノワール作「読書する二人の少女」

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印象派の作品の多くはオルセー美術館にあるので、ルーブルにはあまり所蔵されていないemoticon-0112-wondering.gif

しかもオルセーは撮影禁止emoticon-0121-angry.gif

なぜなのかよくわからない。

ルーヴルは私が好まない宗教画が圧倒的に多いemoticon-0114-dull.gif

さて、この作品、ルノワールはたくさんの娘たちの読書風景を描いているが、私のお気に入りはこれemoticon-0144-nod.gif
淡い色彩を用い、背後から差し込む光が見事に色調を整えている。

敢えてバックに部屋の様子を描かないのがルノワール。

ふっくらほっぺの愛らしい少女を描くことが多かったルノワール。

お気に入りの一枚emoticon-0137-clapping.gif
by doitsuwine | 2014-02-27 17:27 | フランス | Comments(0)
パリは一応、本日で〆とさせていただきますemoticon-0139-bow.gifemoticon-0139-bow.gifemoticon-0139-bow.gif

明日からはルーマニアに飛びます(実際にはルーマニアからパリへ飛びました)。

パリの最終回はクリニャンクールでの戦利品の一つをご紹介。

買った店のディーラーは若いおねぇちゃんで、英語もできたので、プライスダウンを迫ったのですが、なかなかしっかりしておりまして、付け値と私の希望価格の真ん中で交渉成立(よくあるパターン^^;)。

そこで購入したのがシルバーの「エッグカッター」。

ニワトリのデザインに一目惚れemoticon-0115-inlove.gif

刃部が少し欠けているが、蝶番はしっかりしているから使うには全く問題なし。

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帰国して実際に使用してみると・・・・

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う~~~ん、自宅が少しだけヨーロッパになった(*^_^*)
by doitsuwine | 2014-02-09 17:54 | フランス | Comments(2)
私がパリでもっとも愉しんだエンタメは、もちろん「オ・ラパン・アジル」。

今はその周辺に高い建物が林立し、オ・ラパン・アジルの古びた一軒家はかなり浮いている。

しかし、それがかつての下町情緒を彷彿させてくれて、貴重な存在になっている。

その昼間の景色。
ピンクの壁に緑の窓。
ウサギの絵の看板は二階の窓の横。

そしてキャバレーに使われるのは右側の屋根の低い部分。

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狭い部屋にぎゅうぎゅう詰めになるので、覚悟して行ってください。
by doitsuwine | 2014-02-08 17:17 | フランス | Comments(0)
私がパリでもっとも気に入った美術館、それはモンマルトルの丘にある「モンマルトル博物館」。
先に紹介したラパン・アジルのオリジナル看板がある小さな博物館。
ここにはモンマルトルで活動した有名・無名の人たちの絵画やポスターの原画が展示されている。
静かにゆっくり観賞できるのがいい。

その画家の一人、スタンランはローザンヌの生まれで、地元のローザンヌ大学で学んだ。
それから、フランス東部のミュルーズの織物工場で、デザインの練習生の職を得た。
20代前半、スタンランはなおも画家としての修行を積んでいたが、フランソワーズ・ボシオンに新妻ともども励まされて、モンマルトルの芸術家コミュニティに移った。
そこでスタンランはアドルフ・ウィレット(Adolphe Willette)の世話になった。
ウィレットはスタンランをキャバレー黒猫(ル・シャ・ノワール、Le Chat Noir)の芸術家の集まりに誘った。
それがきっかけで、スタンランは、キャバレーのオーナー兼エンターテイナーのアリスティッド・ブリュアンや、他の企業のためのポスターの依頼を受けるようになった。

彼の描いた黒猫のポスターはあまりにも有名で、土産物屋に行けば、そのポスターの絵柄が入ったさまざまな商品を見ることができる。

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しかし、私が気に入った作品はそんな俗化したものではない。
スタンランの世話をしてやったウィレットの作品「Suivez LE」。
こちらは猫ではなく、犬。

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魅力的な女性の左足だけで、これだけ愉しめる絵は珍しい。
by doitsuwine | 2014-02-07 17:43 | フランス | Comments(2)
先に紹介した映画「アメリ」のカフェ、「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン(Cafe des 2 Moulins「2つの風車カフェという意味」)。
そのカフェの名となっている「2つの風車」とは、現存する当時の風車ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット(かつては有名な屋外居酒屋だった)とラデの風車のことを指している。

かつてモンマルトルに田園風景が広がっていた頃、高台にあることを利用して、小麦をひく風車小屋がたくさんあった。

しかし、現在ではこの2つしかない。

現在、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」というレストランになっている場所にある風車は「ラデの風車」の方であり、これはムーラン・ド・ラ・ギャレットではない。

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの小屋は、19世紀初頭にガンゲットと呼ばれるダンスホールになり、週末はパリから人々が遊びに来て、20世紀初頭までにぎわっていた。
その様子はルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」(オルセー美術館所蔵)に描かれている。

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この本来のムーラン・ド・ラ・ギャレットは、現在、個人の私有地になっていて近寄ることができない。
by doitsuwine | 2014-02-06 17:56 | フランス | Comments(7)
エッフェル塔は、パリの象徴的な塔である。

フランス革命100周年を記念して、1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造されるべくコンペティションが開かれた。

ここで、ギュスターヴ・エッフェルほか2者の案が採用になった。
設計者がステファン・ソーヴェストル、モーリス・ケクランとされたり、エッフェルは工事を請け負ったにすぎないとされたりするが、当時ソーヴェストルとケクランは、2者ともエッフェル社の社員で、エッフェルとともにコンペに参加していた。
最終的にはエッフェルが著作権者となり、この塔の名前の由来になった。

塔の下に彼の胸像があることはあまり知られていない。


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by doitsuwine | 2014-02-05 17:23 | フランス | Comments(0)
今回のパリ散策の心残りの一つ。

それは大好きな「モンブラン」をいただけなかったこと。

このケーキはフランス・サヴォワ県と隣接するイタリア・ピエモンテ州の家庭菓子を原型とし、当初は栗のペーストに泡立てた生クリームを添えたデセール(冷菓)であった。

これをもとに、モンブランを看板メニューとする1907年創業のパリの老舗カフェ「アンジェリーナ」がクリームをメレンゲ上に搾り出した形に発展させた。

写真はその「アンジェリーナ」のモンブラン。

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さすが本家の貫禄。

ランチタイムだったので、ケーキとはいかず・・・

もし、再訪することがあればいただきたい一品。
by doitsuwine | 2014-02-04 18:09 | フランス | Comments(2)
ここはルーブル。

「モナ・リザ」に続く傑作は、ナポレオンの依頼でダヴィッドが描いた『ナポレオンⅠ世の戴冠式』。

1804年、ノートルダム大聖堂で行われた。

この絵では、冠を授けているのがナポレオンで、授けられているのは妻のジョセフィーヌ。

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戴冠式とは、新たに即位する皇帝が、「あなたを皇帝として認めます」と冠を授かる儀式であるから、ローマ教皇からナポレオンに冠が授けられる場面になるはずである。

なぜ、作者のダヴィッドは、このような場面を描いたのか。

興味があったら調べてみると面白いと思います。

絵画は鑑賞する前に、その絵が描かれた背景を知っていないと、いけませんね。
by doitsuwine | 2014-02-03 18:09 | フランス | Comments(2)
ルーブルにて。

新古典主義のアングルの傑作「グランド・オダリスク」を観賞していた私の隣にいた日本のギャルの一言。

「ねぇ、この女、胴、長くねぇ?」

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by doitsuwine | 2014-02-02 18:09 | フランス | Comments(0)