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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

カテゴリ:山梨( 172 )

わが富士吉田市。
標高が高いので、関東でも桜の開花がもっとも遅い。

ここはわが町を通り抜ける旧鎌倉往還の要所。
ここには道標があり、その背後には根本から二股に分岐した見事な桜がある。
まさに夫婦桜。

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これから一週間ほどが見頃。

道標には「右 吉田ぬまつ(沼津) をだはら(小田原)」と刻まれている。

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市内でも屈指の優れた道標である。





(完)
by doitsuwine | 2017-04-20 17:26 | 山梨 | Comments(2)
桜はまだ蕾すら見えないが、職場の周辺では檀黄梅が綺麗に開花している。

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どこにでもある樹木花であるが、これでもかと咲き誇る桜よりも、お淑やかに咲く檀黄梅が好き。
開花期間も比較的長く、長期にわたって観梅できる。

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しかし、植樹されるような木ではないし、ここで花見酒というわけにもいかないのが難点。
今年もしばらく楽しめそうだ。






(完)
by doitsuwine | 2017-04-12 17:27 | 山梨 | Comments(4)
昨日はポカポカ陽気。
風もないが、河口湖はご覧の通りで、波が立ち、逆さ富士は見られない。

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新倉山からの富士も今一クリアーではない。

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しかし、この時期、どこへ行っても人だらけだ。
一番咲きの桜に見送られて下山した。

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(完)
by doitsuwine | 2017-03-31 17:45 | 山梨 | Comments(0)
路傍の青面金剛像にお別れを告げ、帰路に着く。

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山の中には食堂が一つもないから、里まで下りねばならない。

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ここは道の駅しもべ。

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『 木喰庵 』 という蕎麦屋で 「ざる蕎麦と蒸籠山菜おこわ」 をいただく。

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おこわが美味い!

こちらは本栖湖から眺める富士山。

何円札かのデザインになっているビューポイント。





(矢細工・完)
by doitsuwine | 2017-03-27 17:38 | 山梨 | Comments(0)
さらに矢細工の原地区を歩く。

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ここには家が数軒しかない。

その空き家の庭に町の天然記念物、ヒムロの巨木が立っている。

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ヒムロはサワラの園芸種であるが、このような巨木は県下でトップクラスらしい。

桜が咲き始めており、ゆっくり山村を愉しむ。

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(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-26 17:50 | 山梨 | Comments(0)
次に矢細工の原地区を歩く。
やはり十数軒の小さな集落であるが、そのうち5軒ほどが孤立している。
その一軒の裏に古い登山道があり、その上り口に二基の七面大明神の石塔がある。

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七面大明神は、昨日紹介した七面天女のことであり、日蓮宗系において法華経を守護するとされる女神とされている。
七面天女は当初、日蓮宗総本山である身延山久遠寺の守護神として信仰され、日蓮宗が広まるにつれ、法華経を守護する神として各地の日蓮宗寺院で祀られるようになった。
その本地は、山梨県南巨摩郡早川町にある標高1982mの七面山山頂にある寺(敬慎院)に祀られている神で、吉祥天とも弁財天ともいわれている。

さて、その二基、一つは自然石、もう一つは山状角柱型とよばれている形態のものであるが、一度何らかの理由により破壊されていることがわかる。
今では、この道を上る者もいない。




(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-25 17:22 | 山梨 | Comments(0)
墓地で墓石を見て回ると、矢細工のほとんどの家は佐野氏と望月氏であることがわかる。
さて、妙泉寺本堂へ戻り、先程墓地を教えていただいた老人に話しかけると、なんとこの寺の住職であった。
長い間、東京に出ていたが、退職してここへ戻ってきたという。
話をしているうちに、本堂の欄間に一対の飛天像(町指定文化財)が彫刻されていることがわかった。

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飛天(天女)は日蓮宗における守護神の一つである。
その経緯を話すと夜が明けてしまうので、ここでは触れない。
とにかく見事な彫刻である。
彫り師は下山村の宮大工、惣兵衛という人。
明和三年(1766)の再建時に彫ったもの。
下山村の宮大工集団の勢力は関東一円に及ぶほど強大であった。

次に本堂の破風を見ると、懸魚に鮮やかな鬼面が掛かっている。
もちろん魔除けのため。

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鬼面の上には屋根型の鳥衾が付けてある。
おもしろい。

最後に寺の境内に立つ。

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こんな庭があったら晴れた日には毎日武道の稽古ができるのになぁ。

人間とは実に皮肉なものだ。




(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-24 17:09 | 山梨 | Comments(0)
久保地区のもっとも低所に位置する日蓮宗妙泉寺に立ち寄る。

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老人が作業をしていたので、墓地の場所を尋ねる。
寺から離れた場所にある墓地までの山道を100mほど歩く。

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矢細工という名前のとおり竹林が山一面を覆っている。

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この竹で古くは弓矢をつくっていたという。
墓地への山道を歩いていると、苔むした六地蔵塔に出合った。
全国路傍の石造物調査委員会会長 (会費無料、しかし会員ゼロ(>_<)) としてはこれを見逃してはならない。
じっくりと睨めっこだ。

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傍らにもう一つ、倒れた六地蔵塔がある。
だれも修復する人がいない。

道行く人々の安全を守った地蔵様もその役目を終える日は近い。

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(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-23 17:50 | 山梨 | Comments(0)
次に入った集落は久保地区。

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ここには十数軒の家屋があるが、人が生活をしているのは2~3軒。
矢細工集落そのものが、多分、三十年後には消滅するだろう。
先程歩いた亀久保地区を矢細工地区の最高地点から見るとご覧のとおり。

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こんな場所でも、戦前までは普通に生活できていたのだから、生活の変化とはある意味恐ろしいものである。
二階にベランダがあるこんな素敵な家も今は空き家になっている。

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一休みするか。

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(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-22 17:31 | 山梨 | Comments(0)
全国限界集落研究会の会長として(会費無料、にもかかわらず会員もゼロ^^;)、時間があれば山の奥深くに出没している。

ここは身延町(旧中富町)にある限界集落の一つ、矢細工地区。

ある目的があって来たのであるが、それは呆気なく空振りに終わったため、専門の民俗調査に切り替える。
とにかくすごい山の中。

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否、山の奥・・・

こういう集落を歩くのは私の趣味の一つ。
老人と話をするのはとても楽しい。

まずは矢細工の中の亀久保地区。

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戸数は数軒。
綺麗な沢の水を引く貯水場がある。

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そして、それこそ今にも天狗が出てきそうな天狗神社。

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厩のある民家。

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もちろん空き家である。
人はだれもいない・・・





(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-21 17:13 | 山梨 | Comments(4)