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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

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ここは京都の大徳寺西側に鎮座する今宮神社。

今宮神社と言えば、以前にも紹介したように東門の前に向かい合って建つ2軒のあぶり餅屋が有名。

最近は京都ブームでやや有名になったが、この神社の境内にちょっとしたパワースポットがある。

以前にも少し触れた「阿呆賢さん」と呼ばれる奇石がそれ。

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この石を手の平で三度たたいて持ち上げ、次に願いごとを心の中で唱えながら三度手の平でなで、再び石を持ち上げる。

その時最初に持ち上げた時よりも軽く感じれば、願い事はかなうといわれている001.gif

私、一度目、「ふむふむ!」

決められた所作を終え、二度目。

重い!

やっぱりダメか042.gif

またこの石にはもう一つのご利益があり、病弱な人が健康になるように祈りながらこの石をなで、そのなでた手で体の悪い所をさすれば健康回復が早まるといわれている。

別名、「神占石」ともいわれる。
by doitsuwine | 2013-04-30 18:37 | 京都 | Comments(2)
ここは祇園の料理旅館『白梅』

当ブログお馴染みの料理旅館。

女将を筆頭に素晴らしいセンスを持った女性たちが創作する美麗な京料理の数々。

視覚をこれほどまでに楽しませてくれる京料理はそうはない。

本日の一景はその『白梅』のお吸い物。

たかがお吸い物と侮るなかれ。

どんな料理にも一切の妥協を許さない・・・

そんな意気込みを料理に感じさせる。

食材や調理は言うに及ばず、器・切り付け・盛りつけ・色彩などどれをとっても完璧。

もはや無形文化財が創る有形文化財。

単なる料理の域を超えた芸術の世界。

どうですか、この完璧さ<(_ _)>

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by doitsuwine | 2013-04-29 18:19 | 京都 | Comments(2)
ここは京都駅前にあるホテル法華クラブ。

前日『や満文』の大将と午前4時まで呑んでいたため、起きたのは正午(^^;)

うれしいことにホテルの1階には『小川珈琲』が入っている。

さすが専門店だけあって、コーヒーが最高においしい。

オーダーしたのは「タマゴチーズホットサンド」。

胃が疲れているので、ホットサンドがちょうど良かった。

ほとんどモーニングのような食事。

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午後はまた歩くぞ!!!
by doitsuwine | 2013-04-28 18:14 | 京都 | Comments(0)
ここは京都駅、地下ポルタにある『京甘味 京阿月』。

何と、甘味処なのにラーメンがいただけるという珍しい店。

夕餉が少なめのある晩、無性にラーメンが食べたくなった。

先斗町から高瀬川沿いを南下する。

数分も歩けば、一軒や二軒、ラーメン屋はすぐに見つかるだろうという、あまい考え。

歩いても、歩いても・・・・・・・ない(@_@)

とうとう五条まで来てしまった。

それでもまだラーメン屋はない。

京都はラーメンも有名なはずだったが・・・・・・

結局あきらめて、タクシーで京都駅へ。

その地下ポルタのレストラン街を歩く。

あった~~~、ラーメン・・・・あれ???

ここ阿月だぞ!??

でもいいや、入ろう。

で、私はとんこつが好きなので『友禅ながし』を注文。

京都はラーメンまで名前が粋。

ネギとチャーシューがたくさん入って、スープも薄味。

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こりゃまた、うまいわ011.gif
by doitsuwine | 2013-04-27 18:48 | 京都 | Comments(0)
ここは同志社大学の北にある相国寺塔頭の慈照院。

この相国寺というお寺はいつ行っても閉まっていて拝観できた試しがなかった。

今回の「京の冬の旅」で慈照院が拝観できるという。

12年ぶりの公開「妙心寺東海庵」、7年ぶりの公開「三時知恩寺」、27年ぶりの公開「大聖寺」
と巡り、最後にここへ来た。

山門をくぐると延段があり、その右側に枯山水式庭園が広がる。

私にとっての一番の見所は本堂客殿東の庭園。

ここに樹齢300年以上という「陸船松」がある。

平石上に太い幹とその根本から横に張り出した松の枝が帆を張った船に見えることからそう名付けられた。

この松をカーテン開きのように戸を両側に配置して撮影してみた。

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しかし、特別公開はゆっくり落ち着いて拝観できる環境にないのが残念。
by doitsuwine | 2013-04-26 18:55 | 京都 | Comments(0)
ドイツワインシリーズの最後はこの一景。

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あれれ???

と、思うなかれ。

実はこれ、ドイツワインセラー訪問の旅を終えての帰路、ルフトハンザ機内でのこと。

フランクフルトの空港へとても早く着いてしまった。

チェックイン一番乗りだったかも知れない。

当然私はいつものエコノミークラス^^;

いつものように一人なので、多分残りの空いている席に座らせようとしたのだろう。

チェックインカウンターの女性は「座席ナンバーは搭乗口でお知らせしますので、ここには番号を入れてありませんが、そのまま出発ロビーに行ってください」と言って、チケットをくれた。

ふむふむ・・・、確かに座席ナンバーは記されていない(?_?)

こんなの初めて(@_@)

買い物を済ませ、搭乗ゲートに行く。

しばらくしたら、私の名前が呼び出された。

搭乗ゲートの女性が言う。「エコノミークラスは満席になってしまいましたので、金額は余分にいただきませんからビジネスクラスにお座り下さい」・・・・・・だって(^O^)

え~~~~~~本当なの????

やった~~~~~~

こんなの初めて!!!!!!

で、座ったらすぐにウエルカムドリンクのシャンパンが出され、フルーツが出され、食事は今までの機内食では見たことのないような・・・・・・(*^_^*)

そして、デザートは何と、本日の一景、「和菓子~~~!

最初で最後の贅沢でした。
by doitsuwine | 2013-04-25 18:42 | ドイツ | Comments(4)
本日もドイツワイン屈指の名醸を紹介しましょう。

ザンクト・ヤコブスは畑の名前ではない。トリアー慈善連合協会がシンボルマークとしているデザインの聖人名である。

慈善連合という名称は、トリアーにあった7つの慈善院や養老院が、19世紀になってナポレオンの指令により一つに統一されたときにできたものである。そのとき統一された慈善院の一つであった聖ヤコブス院の庇護聖人ザンクト・ヤコブスの杖を持った姿が金色でエチケットに描かれている。店長がドイツワインに精通している酒屋には大抵置いてあるからこのワインを見たことのある人も多いだろう。

現在、この協会の事業の中心は、ワインの醸造にあるのではなく、あくまでも病院、養老院、養育院、身体障害者施設などの社会福祉事業の維持にある。

この協会が所有する土地は、30以上の市町村に及び、その総面積は1500haにも及ぶ。その所有地における農業や林業からあがる利益が施設の維持費に充てられているが、ワインがもたらす利益は全体の1割程度にしかならないという。

トリアーで協会が管理している醸造所の地下にあるケラーは、ドイツ最古のもので、その一部はかつてローマ人によって使われていたアルプス以北で最大の倉庫のものである。

本日の一景はそのケラーの内部。

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ここへはアポなしで 訪問したため、ケラーは翌日に特別に見せていただいた。環境も雰囲気も、そして貫禄も充分である。
by doitsuwine | 2013-04-24 18:31 | ドイツ | Comments(0)
モーゼルのベルンカステルに「ドクター・ターニッシュ(ターニッシュ医師)」という名醸がある。

モーゼル・リースリングの代表的生産者であり、名門として名高いのが、ターニッシュ医師家である。

Dr.を博士と訳す向きもあるが、ここではやはり医師と訳したい。

ドクトールと言うのは、「超1級畑」と称される畑の名前。トリアーの選帝候(大司教べームント2世)が重病になった時、農夫が勧めたワインを飲んだら回復し、その畑にドクトール(ドクター=医者)の名を与えたという話からつけられた。

畑の地下にはセラーがある。扉を開けると長い通路がある。扉のレリーフにも選帝候の話が描かれている。突き当たりには池があり、広い空間になっている。池はドクトールの畑からしみ込んだ地下水で、昔はこの池で樽を洗った。第二次大戦中はベルンカステルも連合軍の空爆を受け、空爆を避けるために大勢の市民がこの空間を防空壕として使ったといわれている。

ワイン生産者、ターニッシュ家が記録にはじめて現れるのは17世紀(1636年)。四百年近い歴史を持つ名門中の名門で、モーゼル・ザール・ルーヴァーを代表する超一流の蔵元である。

その、あまりにも著名なワインの数々は、いずれも高級ワインばかりであるが、果実の芳香と酸味が豊かで、しっかりとしたコクがある。本格派の高品質リースリングワインは、やはり貴重な逸品というべきものばかりである。

ミッテルモーゼル地域では、最高の畑を10箇所所有している。1921年にモーゼル地方で初めてトロッケン・ベーレン・アウスレーゼ(貴腐ワイン)を造ったのも、このターニッシュ家である。

公式晩餐会には、常にオン・リストされ、イギリス皇太子や、アメリカ大統領、そして昭和天皇もここのワインをいただいている。

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また、ターニッシュ家の畑には珍しく門がある。畑は一面シーファー(粘板岩)の小石に覆われている。元来、畑に石は邪魔なだけであるが、ここモーゼルではわざわざ畑にシーファーを入れる。それは日中、太陽に暖められたシーファーが夜になって放熱し、畑の温度が保たれ、ぶどうの生育がよくなるためである。
by doitsuwine | 2013-04-23 18:21 | ドイツ | Comments(2)
本日もおいしいドイツワインのご紹介。

モーゼルにゾンネンウーア=「日時計」という意味のぶどう畑がある。

実際にぶどう畑から見える山腹に日時計がつくられている。

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農夫たちはこれで食事の時間などを知ることができたという。

日当たりのよい畑からエレガントで果実味のあるワインがつくられている。

ヨハン・ヨーゼフ・プリュム家は、モーゼルでは別格、ドイツワインの生産者トップ3の一角を占める蔵である。

12世紀からワイン造りを始める。

モーゼル河畔にある醸造所の川を挟んで真向かいに位置する畑、ヴェーレナ-・ゾンネンウーアの最大の所有者である。

この有名な畑の名は、1842年、先祖のヨドクス・プリュムがヴェーレンとツェルティンゲンに造った日時計(ゾンネンウーア)に因み、エチケットにもデザインされている。

ヨハン・ヨーゼフは現在のオーナー、マンフレートの祖父の名前である。

畑は、13.5haのうち90%は急斜面、主にデヴォンシーファー風化土壌。

ワインは驚くべき長寿を誇り、微発泡の若々しさをいつまでも残す。

低温のセラーでグラスファイバーのタンクと木樽を用いて醸造している。

ゾンネンウーアは、モーゼルではおなじみの畑名で、ノイマーゲン、マーリング、ブラウネベルク、ヴェーレン、ツェルティンゲン、ユルツィヒとポンメルンにある。
by doitsuwine | 2013-04-22 18:35 | ドイツ | Comments(0)
ドイツのモーゼルやラインガウなどの地域はヨーロッパにおけるぶどう栽培地域の北限にある。

だからぶどうはゆっくり熟成して糖分を充分に残した甘くてフルーティーなワインを造る。

気温が低く、日照時間も短いので、モーゼル川やライン川が日没後に発する放射熱により、発酵が進む。

日中は太陽からも充分な熱量を吸収するために、ぶどう畑は河川沿いの急斜面が利用される。

傾斜角度が急なほど充分な日照角度が長時間保てるわけである。

さて、本日紹介するエラー村の「カルモント」は「熱い山」という意味の単一畑。

この畑の傾斜角度は実に76度にも達し、ドイツナンバー1の急斜面畑となっている。

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ドイツの文豪ゲーテは、モーゼル川を旅した時に次のような言葉を残している。

太陽が降り注ぐすべての丘がワイン畑として利用されていた。しかし、間もなくわれわれは川沿いにそそり立つ絶壁の岩山に感嘆したのである。その鋭く高くそそり立つ絶壁の上には、まるで思いがけない自然のテラスのような最高の状態でブドウの樹々が育っていたのである」と。

カルモント畑は、112の区画に細かく分けられており、40ものワイナリーが所有している。
by doitsuwine | 2013-04-21 18:17 | ドイツ | Comments(2)