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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

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雲龍院の締めくくりは「大輪の間」から。

おばはんの大群が消え去ったので、一人で静かに庭を眺める。

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私にはこれが至福のひととき。

部屋にはトンチを書いた掛け軸もあったりして、結構愉しむことができる。

何度、訪れても飽きることのない京都。

まだまだ知らないことも多い。
by doitsuwine | 2013-11-30 17:50 | 京都 | Comments(0)
本日も雲龍院から。

奥へ進んでいくと、その突き当り左が「悟りの間」。

入って、すぐ右側に四角い「迷いの窓」がある。

人生における苦しみの象徴である「生老病死四苦八苦」を表しているという。

そんな窓は怖い008.gif

その左にあるのが丸い「悟りの窓」。

こちらは悟りの境地を表している。

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部屋を独占できたので、しばらくここで落ち着く039.gif

窓の外に見える大木は梅。

早春にはまた違った顔を見せるのだろう。

「悟りの窓・迷いの窓」は、源光庵」が有名であるが、この雲龍院にもある。

今回はなぜか、丸窓に多く出合った。

汚れた心を洗い流すにはいい旅だ026.gif
by doitsuwine | 2013-11-29 17:30 | 京都 | Comments(2)
本日も雲龍院から。

おいしい抹茶をいただき院内を観て回る。

まずは清浄の間の隣にある「れんげの間」から。

私の悪いところは、玄関でいただいたパンフレットをよく見ないでバッグにしまってしまうこと。

いつも自分の直感だけで庭を観賞している。

それが今回、大きな裏目に出てしまった007.gif

れんげの間は「しきしの景色」が観られることで知られている(私は知らなかった(>_<))。

この部屋では雪見障子の四角いガラスから四枚の違った絵を眺めることができる・・・・・・・・はずだった。

その四枚の絵とは、椿・灯籠・楓・松。

しかし、私はそんなことを知らないために、この四枚のガラスを正面から観ていたのである。

その景色は下の画像のとおり008.gif

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見事に四枚とも位置がずれて、美しいはずの景色が台無しに015.gif

ちくしょ~~~~~~

もう一度、行くべきかどうか037.gif
by doitsuwine | 2013-11-28 17:59 | 京都 | Comments(0)
そしてようやく泉涌寺にたどり着いた。

まずは「雲龍院」へ。

写経ができる寺であるが、私の目当ては「抹茶&和菓子」、そして庭。

勇んで入るとそこには、

おばさんたちの団体~~~ഈഏౠ☄☠

これをうまく避けながら、順路を回るのは至難の業042.gif

一度だけすれ違ってしまったが、あとはうまく避けることができた。

受付の奥さんに「こんなに人がいたら興ざめしちゃうね」と言ったら笑っていた037.gif

そして誰も来ない最高の部屋(清浄の間)に案内してくれ、庭を独占して抹茶をいただいた。

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ここもいい寺だ。

最高のひととき。

この塔頭の見所は非常に多い。
by doitsuwine | 2013-11-27 18:01 | 京都 | Comments(2)
東福寺を十分堪能した後、泉涌寺に向かう。

地図には龍吟庵の前を抜ける近道があるので行ってみると、そんな抜け道はなかった(゚ε゚)

一度境内から外へ出て、そしてまた民家の細道を抜けてまずは悲田院へ。

ここは京都タワーまで見渡せる絶景ポイントがあることで知られている。

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しばし休憩タイム042.gif
by doitsuwine | 2013-11-26 17:54 | 京都 | Comments(0)
ここは東福寺塔頭光明院。

十分に庭を堪能した帰りがけに、玄関で靴をはきながら、視線をその土間に落とす。

そこにはなんとも美しい三和土に彫られた紅葉が散らしてある。

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三角の敷石との配置や色彩バランスも抜群で、そのセンスの良さに驚嘆した。

最後まで目を楽しませてくれた光明院に、もう一度、感謝の念を込めて、

ありがとうございました。

※三和土(たたき)は、「敲き土(たたきつち)」の略で、赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材。3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と書く。土間の床に使われる。
by doitsuwine | 2013-11-25 17:15 | 京都 | Comments(4)
本日の一景も東福寺塔頭光明院から。

本日は、その本堂から見える三尊石。

この波心庭には三尊式の石組を三箇所に配置している。

三玲は、「各三尊石組の斜線や直線、さらには横の線に至るまでを有機的に結び、その線上にたくさんの石を並べて、各三尊石組から光明の線を見せる構成とした」と記している。

しかし、私は庭を観るときに失礼ながら直感で観てしまうタイプなので、石の配置をあれこれ考えるなどという面倒な作業はしない042.gif

観て綺麗ならば、それでよし。

こんなに石を並べたら、山口県の秋吉台に林立するカレンフェルト(石塔原)のようではないか。

だから、本堂からはこの三尊石しか見えない角度で観賞させていただいた045.gif

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これが一番きれい。
by doitsuwine | 2013-11-24 17:30 | 京都 | Comments(0)
東福寺塔頭光明院はまだ続きます。

本日は本堂欄間の透かし彫りを紹介。

展翼している鶴の意匠。

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ネパールの世界遺産都市バグタプルにある孔雀の窓には及ばないが、これはこれでシンプルイズベストなのである。

ほとんどの観光客は欄間になんか目もくれずに踵を返して行くから気が付かない。

私は彫刻にも少し関心があるので、欄間の意匠はよく観るタイプなのである。
by doitsuwine | 2013-11-23 17:32 | 京都 | Comments(0)
本日も東福寺塔頭の光明院から。

ここの書院に見事な丸窓(吉野窓)がある。

今回の京都旅では丸窓に出合うことが多かった。

私の心ももっと丸くなればよいのだが・・・・・・・

だから余計に丸を観ると心が落ち着く気持ちがしてくる。

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円の中の二本の弧を描く線は、山の稜線だとか。

しばらくこの部屋にはだれも来なかったので、一人でぼーーーーっとすることができた009.gif
by doitsuwine | 2013-11-22 17:52 | 京都 | Comments(0)
東福寺の最後は「光明院」へ。

門前へ来て、いきなりすごい立て看板を見る。

そこには次のように書かれている。

「多勢入山者は好みません庭の自尊心を傷つけますので是非にてと思われる方以外どうでも良いと思われます方は自問の上入山しないで下さい尚皆様方を信じて居るます故諸作法をお守り下さいますようお願い申し上げます右よろしく」

寺はこうでなくてはいけない。

ここには重森三玲作の枯山水庭園「波心の庭」がある。

白砂と杉苔の間に大胆に岩を配置している。

しかし、どうも私には重森三玲の発想が理解できない。

庭そのものに全然感動しないのだ。

デザインのセンスもまた理解不能。

彼の庭はどれも主義・主張が感じられないのだ。

ところが、こんな無味乾燥な庭も建物に救われているところがまた妙。

部屋の中から見る庭が実にいい。

まるで襖に描かれた絵のようなのだ。

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一つの庭を各部屋から見て、こんなに表情が変わるのも珍しい。

お気に入りの塔頭の一つ。
by doitsuwine | 2013-11-21 17:54 | 京都 | Comments(2)