高校の倫理で勉強するトマス=モアを覚えていますか?
はい、そうです。
あの有名な『ユートピア』の作者。
。ロンドンの法律家の家に生まれ、大司教・大法官のジョン・モートンの家で従僕として教育を受け、オクスフォード大学、リンカーン法曹院で学び、法律家となった。
1504年、下院議員。1515年からイングランド王ヘンリー8世に仕え、ネーデルラント使節などを務めた。1529年、官僚で最高位の大法官に就任。
ヘンリー8世が離婚問題からローマ教皇クレメンス7世と反目すると、大法官を辞任。
ヘンリー8世の側近トマス・クロムウェルが主導した1534年の国王至上法にカトリック信徒の立場から反対したことにより査問委員会にかけられ、反逆罪とされて同年ロンドン塔に幽閉、1535年7月6日に斬首刑に処された。
1935年にカトリック教会の殉教者として同年6月22日に処刑されたジョン・フィッシャーとともに死後400年で列聖されており、記念日は6月22日である。
政治家と弁護士の守護聖人となっている。
彼の銅像がロンドン郊外のチェルシー地区にある。