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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

雪の京都、最後の晩だ。
飲み納めは八咫2階のBar。

彼女のレシピは本当にセオリーどおりであるのだが、さらに少しだけオリジナルを加えているのだろうか。
センスが光る。
彼とのペアを組んでもう三年になるか。

まずはホワイトレディー。
雪の京都 最終回 祇をん八咫 その2_e0297347_238151.jpg

そしてお気に入りの「ワインクーラー、白で」
雪の京都 最終回 祇をん八咫 その2_e0297347_2385081.jpg

ワインクーラーはチェイサーの代わり。
最後は「スコッチ、ストレートで」
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Kingsbury's HEBRIDES Years 6 old
京都ラベルがいい。
雪の京都 最終回 祇をん八咫 その2_e0297347_23125374.jpg

最初はつんと鼻を刺すフルーツ香を感じる。
その後、ぶどう系のわずかな香りを愉しめる。
しばらくすると炭のような独特の熟成香が開いてくる。
年数相応の香りであろうか。
私がワインクーラーをいただいたので、好みに合わせてくれたのかもしれない。

今回の記憶は明瞭である。
# by doitsuwine | 2015-01-25 17:03 | 京都 | Comments(2)
雪の京都、最後のディナーは「祇をん 八咫」で決まり。

いつもの女将がお酌を。
シックな着物がよく似合う。
本日は奮発して「福寿草コース」でいこう。
最初はワインを付ける。
まずは先付の「子持ち若布と菜種」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_221541.jpg

私 「これ数の子ですか?」
女将 「子持ち若布です」
私 「数の子ではないんですか」
女将 「ですから子持ち若布です」
私 「・・・・・・」

次の小鉢は「牛蒡と京人参と人参葉胡麻和え」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22194587.jpg

嫌いな生の人参香が強烈な胡麻香で中和され、これは酒の肴に最高。

椀物からは「清汁仕立 焼ぶりと九条葱」
ここから酒は滋賀の純米吟醸「松の司」に。
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_2221110.jpg

いいタイミングで出される。

向附からは「季節の造り」(画像なし。撮る前にいただいてしまった)
続く温物は「寒筍と蛤 生海苔あん」
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へぇ~~~、筍がこんなに料理されてしまうんだ。

焼物は「あん肝と揚げ粟麩くわ焼」
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こんなの今までいただいたことあったっけ・・・

煮物は「丸大根と鴨丸」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22275110.jpg

私 「丸大根って蕪のこと? それとも聖護院大根? 小町蕪?」
女将 「ちょっと料理長に聞いてきます」
結局、何だったんだろう???
そして鴨丸、なかなか粋な名前だ。
私 「つくねのことを鴨丸って言うんですか?」
女将 「はい、つみれですね」
私 「(あれ? つくねとつみれって何が違うんだ???)」

そして御飯は「貝柱・三つ葉・京人参 かきあげ茶漬け」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22345298.jpg

これは黙っていただく。
旨い!

最後の水物は「苺と洋梨コンポート」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_2236408.jpg

あ~~~食った、食った。

さぁ、それじゃ、二階へ行くか・・・・・・
私 「お勘定は上と一緒で」
女将 「毎度おおきに ごゆっくり」

(つづく)

◆女将とひそひそ話し
客 「この乾風(あなぜ)って酒を熱燗で」
(乾風は京都の地酒で、すっきり爽やかな吟醸酒)
私 「えっ、乾風を燗にするの?」
女将 「ときどき、いるんです」
私 「だって燗用の酒あるんでしょ?」
女将 「ええ、もちろん」
# by doitsuwine | 2015-01-24 17:04 | 京都 | Comments(2)
両足院の庭園を観賞して廻る。
こんな細竹だって立派な絵になってしまうから不思議である。
雪の京都 その18 建仁寺塔頭両足院 その2_e0297347_21411779.jpg

どうして通年で公開しないのだろう。

まずは坪庭の閼伽井庭。
雪の京都 その18 建仁寺塔頭両足院 その2_e0297347_21441750.jpg

回廊があるのでぐるりと廻って四面から観賞できる。

そして桃山時代の枯山水庭園の方丈庭園。
雪の京都 その18 建仁寺塔頭両足院 その2_e0297347_21464068.jpg

白い雪の絨毯に覆われて綺麗だ。

最後はとっておきの池泉回遊式庭園、書院前庭。
雪の京都 その18 建仁寺塔頭両足院 その2_e0297347_215020100.jpg

雪の京都 その18 建仁寺塔頭両足院 その2_e0297347_21503895.jpg

雪の京都 その18 建仁寺塔頭両足院 その2_e0297347_215103.jpg


そして、もう一つのお目当ては伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図」。
雪の京都 その18 建仁寺塔頭両足院 その2_e0297347_2154720.jpg

やはりこれを冬に見せたいのだろうか。
ちょうど雪景色にぴったりの画幅である。
# by doitsuwine | 2015-01-23 17:38 | 京都 | Comments(0)

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