雪の京都、最後のディナーは「祇をん 八咫」で決まり。
いつもの女将がお酌を。
シックな着物がよく似合う。
本日は奮発して「福寿草コース」でいこう。
最初はワインを付ける。
まずは先付の「子持ち若布と菜種」
私 「これ数の子ですか?」
女将 「子持ち若布です」
私 「数の子ではないんですか」
女将 「ですから子持ち若布です」
私 「・・・・・・」
次の小鉢は「牛蒡と京人参と人参葉胡麻和え」
嫌いな生の人参香が強烈な胡麻香で中和され、これは酒の肴に最高。
椀物からは「清汁仕立 焼ぶりと九条葱」
ここから酒は滋賀の純米吟醸「松の司」に。
いいタイミングで出される。
向附からは「季節の造り」(画像なし。撮る前にいただいてしまった)
続く温物は「寒筍と蛤 生海苔あん」
へぇ~~~、筍がこんなに料理されてしまうんだ。
焼物は「あん肝と揚げ粟麩くわ焼」
こんなの今までいただいたことあったっけ・・・
煮物は「丸大根と鴨丸」
私 「丸大根って蕪のこと? それとも聖護院大根? 小町蕪?」
女将 「ちょっと料理長に聞いてきます」
結局、何だったんだろう???
そして鴨丸、なかなか粋な名前だ。
私 「つくねのことを鴨丸って言うんですか?」
女将 「はい、つみれですね」
私 「(あれ? つくねとつみれって何が違うんだ???)」
そして御飯は「貝柱・三つ葉・京人参 かきあげ茶漬け」
これは黙っていただく。
旨い!
最後の水物は「苺と洋梨コンポート」
あ~~~食った、食った。
さぁ、それじゃ、二階へ行くか・・・・・・
私 「お勘定は上と一緒で」
女将 「毎度おおきに ごゆっくり」
(つづく)
◆女将とひそひそ話し
客 「この乾風(あなぜ)って酒を熱燗で」
(乾風は京都の地酒で、すっきり爽やかな吟醸酒)
私 「えっ、乾風を燗にするの?」
女将 「ときどき、いるんです」
私 「だって燗用の酒あるんでしょ?」
女将 「ええ、もちろん」