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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

タグ:オブジェ・彫像 ( 157 ) タグの人気記事

ここは京都京阪東福寺駅から北に歩いてすぐの場所にある瀧尾神社。

『源平盛衰記』にも載っている古い神社。

拝殿天井の8メートルの龍は「お見事」の一語に尽きるほど素晴らしい。

「龍が夜な夜な抜け出して、川へ水を飲みに行く」と噂になるほどリアル。

しかし、私のお気に入りは、そんな主人公ではなく、幣殿の軒下にいる十二支の動物たち。

特に好きなのは懸命に梁を支えているウサギ。

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普通は天の邪鬼に支えさせるのだが、ここではウサギ。

そして、それ以外にも水鳥、鶴、鳳凰、犀、麒麟・・・・・・実在の動物から想像上の生き物まで正に圧巻。

これらの彫刻群は江戸時代末期の丸山新太郎の作品。

すごすぎる。

この神社、旅行本や観光パンフレットにはまず出ていない。

拝観料ももちろん無料。

多分、京都でもこんなに素晴らしい彫刻群が一ヶ所で見られるのはここぐらいである。

京都に行ったら是非ここまで足を伸ばしてほしい。
by doitsuwine | 2013-03-30 18:21 | 京都 | Comments(2)
ここは法然院。

京都で私が好きな有数の寺であることは以前に書いた。

山門を入ると、両側に白い盛り砂、白砂壇(びゃくさだん) がある。

水を表わす砂壇の間を通ることは、心身を清めて浄域に入ることを意味している。

汚れ多い我が身を清めるには最良の場所^^;

描かれる模様は、季節により変えられるという。

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この写真を撮影したのは多分正月(ここへは何度も行っているので記憶が定かではない)。

一年の始まりということで左側の砂壇には「福寿」の文字が描かれている。

一方、右側の砂壇の模様は何だろうか。

鱗?

そういえば、法然上人が桜ケ池に大蛇身となり入定された皇円阿闍梨三枚半の鱗を御片身としてここ法然院に奉安されている。

単に鱗を描いて「泳ぐ魚」=水をイメージさせたのかもしれない。
by doitsuwine | 2013-02-26 18:24 | 京都 | Comments(0)
ここは上京区寺町通今出川上る西入る幸神町。

ここに知る人ぞ知る小さな神社、幸神社(さいのかみのやしろ)がある。

詳細はさておき、幸神社は、社伝によると、創祀は平安京以前に遡るとし、延暦十三年(794)桓武天皇が平安京に遷都した際、都の東北(鬼門)に鬼門除けの守護神として造営されたと伝えられている。

また、鬼門を守る神として、本殿の北東側軒下には御幣を肩にした日吉山王の神使である猿の木像がある。

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京都の鬼門である北東には比叡山があり、邪気の侵入を防ぐ役割をしていて、比叡山には延暦寺を建立している。

その比叡山の琵琶湖側の麓には日吉大社があり、日吉大社では猿が神の使いで「神猿(まさる)」と言って、「神猿」は「魔去る・勝る」に通じることから猿を祀ったと言われている。

幸神社の猿の木造はその存在を知らなければ絶対に見つけることができない場所にひっそりと存在する。

京都御所の猿ヶ辻の猿、赤山禅院の猿と共に、御所の鬼門を守っている。
by doitsuwine | 2013-02-25 17:51 | 京都 | Comments(0)
ここはバルセロナのゴシック地区。

グラン・ビア・ダ・ラス・コルツ・カタラナスという絶対に覚えられない名前の大通りとランブラス通りの交差点を過ぎて、カタルーニャ広場を通り、ベレン教会の交差点を左折すると、その細い路地に至る。

ペットゥリチョール通り。

このわずか200mほどの細い通りはかなりの穴場で、人通りが少ない。

『地球の歩き方』にも出ていないので、日本人の姿もない。

ここにはかつて芸術家たちが多く住んでおり、建物の壁にはたくさんの「タイル絵」が嵌め込まれている。

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メルヘンチックなタイル絵を見ながら歩くのもまた一興である。

まさにここは無料美術館(^o^)

なぜ、日本の町にはこういう芸術的・文化的センスがないのだろう。

それは行政の人間が世界を知らないためである。

多分それがすべて。
by doitsuwine | 2013-02-23 19:53 | スペイン | Comments(0)
ここはハンブルクの西にある小さな町、シュターデ。

シュターデはフィッシュマルクト沿いの旧ハンザ港を魅力的な観光地として育成しているため、街がきれい。

ヨーロッパの建物はいろいろな装飾が施されていて、それらを見て歩くだけでも結構楽しい。

その店のシンボルやマスコットをデザインして壁やドアの上に飾り付ける。

シュターデで見た、このブリキ製の鳥たちもまた愉快だ。

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この店はいったい何を売っていたのだろうか???
by doitsuwine | 2013-02-08 18:25 | ドイツ | Comments(0)
京都の朝、『イノダコーヒ』で朝食をいただくと、私はいつも六角堂に立ち寄る。

ここにあるものは何もかも六角で楽しい。

東門を入ったところの敷石の中央に、奇妙な六角形をした石がある。

円い穴があいており、これを「へそ石」という。

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元は門前の六角通りにあったのを、明治の初めに、ここに移した。

延暦12年(793)、京都遷都の際、当時の六角堂が道路の中央にあったため、桓武天皇が祈願したところ、堂が五丈(約15m)ほど北へ移動したという。

その時、とり残された礎石がこの石であると伝えられている。

そして、かつてはここが京都の中心地だったため、この石は『へそ石』と呼ばれた。

へそは普通凹んでいるが、なぜか世の中で「へそ」の言葉が付くものはたいてい盛り上がっている。

昔は「デベソ」の確率が高かったのか?????
by doitsuwine | 2013-02-06 19:52 | 京都 | Comments(0)
ここは京都、上賀茂神社。

その二の鳥居を潜ると一番最初に目に入るのが円錐形に整えられた「立砂(たてずな)」。

立砂は細殿前に作られ、神様が最初に降臨された上賀茂神社の北2kmにある神山を模して作られたと言われている。

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現在でも鬼門や裏鬼門に砂をまき清めるのはこの「立砂」が起源とされている。

こんな何気ない造形物にも魅力がある。否、何気ないからこそ、そのシンプルさが魅力なのだろう。

そこには邪念も欲も、汚れも矛盾もない。

シンプル イズ ベスト とはこのような無駄のない世界のことを言うのだろう。

すべての現代人がそのことを学ばなければいけない。

毎年9月9日の重陽の節句に行われる烏相撲(からすずもう)は、立砂の前に土俵を造り、こどもたちが相撲を奉納している。
by doitsuwine | 2013-01-28 19:53 | 京都 | Comments(0)
世界史で私が好きな大航海時代。

ポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマはすでに紹介した。

今回はスペインのコロンブスから一景。

イタリア生まれのコロンブスはポルトガルから西方への航海を実行できず、スペインに移った。

貿易風に乗って航海した彼は、白人として初めて今の西インド諸島周辺の海域を探検して、帰りは偏西風に乗って帰国した。

世界で一番有名な航海士。

そのコロンブスがバルセロナの海岸で地中海を指さして立っている。

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ここにも夢と浪漫があった。

この銅像が建つコロンブス広場ではアンティークマーケットが開催されていて、しばらくの時間愉しんだ。
by doitsuwine | 2013-01-24 19:49 | スペイン | Comments(2)
幕末の京都といえば、何と言っても新選組。

日本史の教科書にはほとんど出てこないが、時代を動かした人たちであったことは紛れもない事実。

歴史は教科書に出ていないことの方がはるかに面白いということは、社会人になれば誰でも大抵はわかることだろう。教科書の歴史観は中央の政治権力史が濃厚であるから全く面白くないのである。

さて、その京都は、北野天満宮。

私が毎年行く場所。

意外に知られていないが、ここの絵馬堂に新選組の隊旗に使われている「誠」の文字のモデルになったという奉納額がある。

本日の一景はその奉納額。

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絵馬堂の西面に掲げられているため、この額を見る参拝客はほとんど皆無に近い。

ちなみに、近藤勇の道場「試衛館」という名前は、本当は「誠衛館」が正しいと思われる。試衛では全く意味が通じないが、誠衛ならば武士に打って付けの名称である。

試と誠は草書で書くと、崩しがよく似ており、後世の研究者が誤読をしたものだろう。
by doitsuwine | 2013-01-21 19:51 | 京都 | Comments(2)
寒い冬の夜、私はブレーメンの街を歩いていた。

寒かろうが、夜だろうが、初めての街だから、とにかく歩く。

川の方から街に入ると、その入口にきれいな電飾があった。

あの音楽隊が冷え切った街へ、暖かく私を迎えてくれたのだ。

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少しだけ感激~~~(^o^)

どうですか、なかなかいいでしょ?
by doitsuwine | 2012-12-11 20:47 | ドイツ | Comments(0)