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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

タグ:オブジェ・彫像 ( 163 ) タグの人気記事

今宮神社から南下すると、桜で有名な雨宝院がある。

しかし、3月に訪れたので、まだつぼみ(*_*)

そこをさらに南下していると、首途八幡宮(かどではちまんぐう)なる小さな神社を発見。

とにかく境内に入ってみる。

それが意外にもすごい神社であることが発覚。

源義経が奥州に首途 (旅立ち)する時に祈願したという神社らしい。

義経は、牛若丸時代、高倉天皇の承安4年(1174)3月3日夜明け、鞍馬山を抜け出して、ここでこの地に住む奥州の商人、金売橘次(かねうりきんじ)と落ち合った。

奥州平泉の 藤原秀衡のもとへ出発するにあたり、道中安全をここで祈願したのである。

時に義経16才。

首途八幡宮は、この故事により、特に「旅立ち」、「旅行の安全」の信仰を集めている。

鳩は八幡神のお使いということから境内は鳩づくし。

そしてその鳩は旅の安全を象徴している。

手水舎はもちろん鳩。

屋根化粧瓦ももちろん鳩。

金具も鳩。

門扉も鳩。

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鳩、鳩、鳩・・・・・・・・・・・・
by doitsuwine | 2013-05-10 18:26 | 京都 | Comments(2)
ここは京都、大徳寺の塔頭、大仙院。

この中の一部屋の柱に何気なく掛かっている木札がある。

彫られている文字を読むと、

「気は長く、心は丸く、腹立てず、人は大きく、己は小さく 」

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最後の「己」は見えないほど小さい(^^;)

これはここのご住職、尾関宗園氏の名言。

豪快な説法で知られる名物の和尚さん。

こんな言葉のような人間になれたらすばらしいだろうな。
by doitsuwine | 2013-05-04 17:55 | 京都 | Comments(2)
ここは京都の大徳寺西側に鎮座する今宮神社。

今宮神社と言えば、以前にも紹介したように東門の前に向かい合って建つ2軒のあぶり餅屋が有名。

最近は京都ブームでやや有名になったが、この神社の境内にちょっとしたパワースポットがある。

以前にも少し触れた「阿呆賢さん」と呼ばれる奇石がそれ。

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この石を手の平で三度たたいて持ち上げ、次に願いごとを心の中で唱えながら三度手の平でなで、再び石を持ち上げる。

その時最初に持ち上げた時よりも軽く感じれば、願い事はかなうといわれている001.gif

私、一度目、「ふむふむ!」

決められた所作を終え、二度目。

重い!

やっぱりダメか042.gif

またこの石にはもう一つのご利益があり、病弱な人が健康になるように祈りながらこの石をなで、そのなでた手で体の悪い所をさすれば健康回復が早まるといわれている。

別名、「神占石」ともいわれる。
by doitsuwine | 2013-04-30 18:37 | 京都 | Comments(2)
昨日の続き。

1775年、この地に起こったある事件がワインの品質を決定的に向上させる発見へと導いた。

ブドウの摘み取り開始を伝える司教からの伝令の到着が事故で遅れたため、その時すでに熟し過ぎたブドウはしなびて腐敗し始めており、これは修道士達には絶望的なことであった。

しかし彼らの忍耐は報われた。ブドウにカビが生え、仕方なしに仕込んだワインがかえって素晴らしいものになった。

このように最初に収穫したシュペートレーゼ(遅摘み)は、貴腐菌の恩恵に預かることとなり、さらにラインガウのリースリングの世界的名声を打ち立てた。

1776年4月10日、当時の管理人ジョー・ミカエル・エンゲルトは、「このようなワインをかつて口にしたことはない。」と記録している。現在、シュロスの中庭には馬に乗った伝令の像が建っている。

本日の一景はその伝令の像。

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その後、この城はオーストリア皇帝の所領となってナポレオンに占領され、終戦処理のため召集されたウィーン会議で活躍したメッテルニッヒ侯爵に褒賞として与えられた。

シュロス・ヨハニスベルクのぶどう畑は 86エーカーに及び、リースリングのみを栽培している。最長250mの広いセラーは、75万リットルの許容量を備え、専門家の管理の下、過去何世紀もの間と同様に、ワインを瓶詰めするのに適した時期まで、木桶で熟成される。

何世紀にもわたりこの修道院とシュロス・ヨハニスベルクのワインは、ドイツで生産された最高のワインの造り手として彼等の評判を維持した。

その優雅さ、果実味、そして風味は、美食家と消費者を一様に喜ばせると同時に、より古いヴィンテージのワインは、その薬効のある品質のために評価されている。
by doitsuwine | 2013-04-20 21:09 | ドイツ | Comments(2)
先日、ドイツから訪問客があり、土産にいただいたのが「シュロス・ヨハニスベルク」。

ヨハニスベルク村のシュロス・ヨハニスベルクは「聖ヨハネ山城」の意味の単一畑。

ラベルに村名を表記しないことを許されたドイツ国内では僅かに5つしかない最良の畑(特別単一畑)に指定されている。

ラインガウ「二山五城」の二山の一つである(五城ではない。二山のもう一つはSteinberg)。

1719~20年、ラインガウで最初にリースリングを限定栽培。世界で最古のリースリング畑として知られている。

メッテルニヒ・ヴィンネベルク侯爵家領地管理局「シュロス・ヨハニスベルク」の醸造所は、世界に最も名を知られたドイツの醸造所の一つである。メッテルニヒとは、言うまでもなく1815年ウィーン会議議長にしてオーストリア帝国宰相だったあのメッテルニヒのことである。彼はウィーン会議の功績によりこの地を下賜された。

1775年以来、常に最も素晴らしいワインがこのワイナリーで瓶詰めされている。

写真はこの山のぶどう畑の中を通る北緯50度線を示す指標。

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ヨーロッパでは北緯50度がぶどう栽培の北限とされているが、 ここドイツではその50度線付近がぶどう栽培の最盛地なのである・・・・・・・・・・・・・・・


続きは明日のブログで。
by doitsuwine | 2013-04-19 18:52 | ドイツ | Comments(0)
大好きなドイツワインの記事が全然ないので、これからしばらく続けます。

ワインをいただかない人、ごめんなさい。お付き合い下さいm(_ _)m

でもドイツワインは度数も低くフルーティーで、ワイン初心者には絶対お勧めですよ(^o^)

アルコールアレルギーでなかったらぜひ試してください。

ドイツワインを「甘い」と言ってバカにする人たちがいるけれど、私は断然ドイツワイン派。あの酸味と甘みの調和のとれたワインは世界中のどこにもありません。特にリースリングは文句なしに最高です。フランスワインなんか問題じゃない。

本日紹介するのはラインヘッセンのOppenheimオッペンハイム村にある集合畑Krotenburunnenクレーテンブルンネン=「ヒキガエルの泉」。

ラインヘッセンの中でもオッペンハイム村のあるニールシュタイン地区は特に上質のワインが生産されることで有名な地区である。リープフラウミルヒと並んでドイツワインの中でもっとも世界に広く知られ、かつ飲まれているワイン。

オッペンハイム近郊の広大なぶどう畑の斜面の中に、クレーテンブルンネン(畑ではなく本当の泉)はある。周りを石垣に囲まれた小さな泉である。苦労してぶどう畑の中を歩き回り、ようやく見つけた。おそらく日本人でこの泉を見たことがある人はいないだろう。否、ドイツ人だってこんな場所には来ない。

このブログは一日一景なので、本日はワインも畑も泉も出さず、この町を有名にした「ヒキガエルのオブジェ」を出してみた。町中はヒキガエルだらけである。

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ちなみにこのワイン、日本の酒屋でおいている店は少ないです。ネットで購入してみてください。
by doitsuwine | 2013-04-17 18:31 | ドイツ | Comments(0)
ここは京都京阪東福寺駅から北に歩いてすぐの場所にある瀧尾神社。

『源平盛衰記』にも載っている古い神社。

拝殿天井の8メートルの龍は「お見事」の一語に尽きるほど素晴らしい。

「龍が夜な夜な抜け出して、川へ水を飲みに行く」と噂になるほどリアル。

しかし、私のお気に入りは、そんな主人公ではなく、幣殿の軒下にいる十二支の動物たち。

特に好きなのは懸命に梁を支えているウサギ。

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普通は天の邪鬼に支えさせるのだが、ここではウサギ。

そして、それ以外にも水鳥、鶴、鳳凰、犀、麒麟・・・・・・実在の動物から想像上の生き物まで正に圧巻。

これらの彫刻群は江戸時代末期の丸山新太郎の作品。

すごすぎる。

この神社、旅行本や観光パンフレットにはまず出ていない。

拝観料ももちろん無料。

多分、京都でもこんなに素晴らしい彫刻群が一ヶ所で見られるのはここぐらいである。

京都に行ったら是非ここまで足を伸ばしてほしい。
by doitsuwine | 2013-03-30 18:21 | 京都 | Comments(2)
ここは法然院。

京都で私が好きな有数の寺であることは以前に書いた。

山門を入ると、両側に白い盛り砂、白砂壇(びゃくさだん) がある。

水を表わす砂壇の間を通ることは、心身を清めて浄域に入ることを意味している。

汚れ多い我が身を清めるには最良の場所^^;

描かれる模様は、季節により変えられるという。

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この写真を撮影したのは多分正月(ここへは何度も行っているので記憶が定かではない)。

一年の始まりということで左側の砂壇には「福寿」の文字が描かれている。

一方、右側の砂壇の模様は何だろうか。

鱗?

そういえば、法然上人が桜ケ池に大蛇身となり入定された皇円阿闍梨三枚半の鱗を御片身としてここ法然院に奉安されている。

単に鱗を描いて「泳ぐ魚」=水をイメージさせたのかもしれない。
by doitsuwine | 2013-02-26 18:24 | 京都 | Comments(0)
ここは上京区寺町通今出川上る西入る幸神町。

ここに知る人ぞ知る小さな神社、幸神社(さいのかみのやしろ)がある。

詳細はさておき、幸神社は、社伝によると、創祀は平安京以前に遡るとし、延暦十三年(794)桓武天皇が平安京に遷都した際、都の東北(鬼門)に鬼門除けの守護神として造営されたと伝えられている。

また、鬼門を守る神として、本殿の北東側軒下には御幣を肩にした日吉山王の神使である猿の木像がある。

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京都の鬼門である北東には比叡山があり、邪気の侵入を防ぐ役割をしていて、比叡山には延暦寺を建立している。

その比叡山の琵琶湖側の麓には日吉大社があり、日吉大社では猿が神の使いで「神猿(まさる)」と言って、「神猿」は「魔去る・勝る」に通じることから猿を祀ったと言われている。

幸神社の猿の木造はその存在を知らなければ絶対に見つけることができない場所にひっそりと存在する。

京都御所の猿ヶ辻の猿、赤山禅院の猿と共に、御所の鬼門を守っている。
by doitsuwine | 2013-02-25 17:51 | 京都 | Comments(0)
ここはバルセロナのゴシック地区。

グラン・ビア・ダ・ラス・コルツ・カタラナスという絶対に覚えられない名前の大通りとランブラス通りの交差点を過ぎて、カタルーニャ広場を通り、ベレン教会の交差点を左折すると、その細い路地に至る。

ペットゥリチョール通り。

このわずか200mほどの細い通りはかなりの穴場で、人通りが少ない。

『地球の歩き方』にも出ていないので、日本人の姿もない。

ここにはかつて芸術家たちが多く住んでおり、建物の壁にはたくさんの「タイル絵」が嵌め込まれている。

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メルヘンチックなタイル絵を見ながら歩くのもまた一興である。

まさにここは無料美術館(^o^)

なぜ、日本の町にはこういう芸術的・文化的センスがないのだろう。

それは行政の人間が世界を知らないためである。

多分それがすべて。
by doitsuwine | 2013-02-23 19:53 | スペイン | Comments(0)