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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

タグ:寺社・建築物 ( 383 ) タグの人気記事

墓地で墓石を見て回ると、矢細工のほとんどの家は佐野氏と望月氏であることがわかる。
さて、妙泉寺本堂へ戻り、先程墓地を教えていただいた老人に話しかけると、なんとこの寺の住職であった。
長い間、東京に出ていたが、退職してここへ戻ってきたという。
話をしているうちに、本堂の欄間に一対の飛天像(町指定文化財)が彫刻されていることがわかった。

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飛天(天女)は日蓮宗における守護神の一つである。
その経緯を話すと夜が明けてしまうので、ここでは触れない。
とにかく見事な彫刻である。
彫り師は下山村の宮大工、惣兵衛という人。
明和三年(1766)の再建時に彫ったもの。
下山村の宮大工集団の勢力は関東一円に及ぶほど強大であった。

次に本堂の破風を見ると、懸魚に鮮やかな鬼面が掛かっている。
もちろん魔除けのため。

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鬼面の上には屋根型の鳥衾が付けてある。
おもしろい。

最後に寺の境内に立つ。

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こんな庭があったら晴れた日には毎日武道の稽古ができるのになぁ。

人間とは実に皮肉なものだ。




(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-24 17:09 | 山梨 | Comments(0)
次に入った集落は久保地区。

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ここには十数軒の家屋があるが、人が生活をしているのは2~3軒。
矢細工集落そのものが、多分、三十年後には消滅するだろう。
先程歩いた亀久保地区を矢細工地区の最高地点から見るとご覧のとおり。

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こんな場所でも、戦前までは普通に生活できていたのだから、生活の変化とはある意味恐ろしいものである。
二階にベランダがあるこんな素敵な家も今は空き家になっている。

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一休みするか。

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(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-22 17:31 | 山梨 | Comments(0)
全国限界集落研究会の会長として(会費無料、にもかかわらず会員もゼロ^^;)、時間があれば山の奥深くに出没している。

ここは身延町(旧中富町)にある限界集落の一つ、矢細工地区。

ある目的があって来たのであるが、それは呆気なく空振りに終わったため、専門の民俗調査に切り替える。
とにかくすごい山の中。

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否、山の奥・・・

こういう集落を歩くのは私の趣味の一つ。
老人と話をするのはとても楽しい。

まずは矢細工の中の亀久保地区。

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戸数は数軒。
綺麗な沢の水を引く貯水場がある。

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そして、それこそ今にも天狗が出てきそうな天狗神社。

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厩のある民家。

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もちろん空き家である。
人はだれもいない・・・





(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-21 17:13 | 山梨 | Comments(4)
折角聖橋を渡ったのだから、ついでに湯島聖堂をお参りしていこう。

こちらは入徳門。

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東京大震災の際、唯一残ったという遺構。
梅が綺麗だ。

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聖堂(大成殿)は立派だが、実は鉄筋コンクリートという近代建築。

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やっぱり何となく冷たい感じがするね。
でも椿は暖かそう。

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孔子先生にもしっかりと挨拶をし、聖堂を後にした。

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(つづく)
by doitsuwine | 2017-03-11 17:09 | 東京・神奈川 | Comments(0)
韮崎市若宮八幡宮のつづき
続いて、賽銭箱を眺める。
別に怪しい者ではない。

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だれの寄進なのかが気になっただけ。
だって、正面に 「奉納 東京 魚がし」 なんてあるから。
奉納の発起人は、東京大井三業 清水寿郎とある。

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昭和十三年七月の寄進である。

そして世話人は、東京築地魚市場 佃平徳 外有志とある。

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境内に金刀比羅神社が祀られているので、それへの祈願も関係しているか。
こちらも石灯籠と同じく県外からの寄進である。

ふ~~~~むemoticon-0141-whew.gif

ところで築地市場といえば、東京の海の玄関。
移転してしまえば、こんな賽銭箱も 「歴史の証人」 になってしまうんでしょうね。

どうですか?
本日もまた全然面白くない?
そうか、神社の楽しみ方を教えているつもりなんだけどなぁ・・・
は~~~emoticon-0107-sweating.gif




(完) 


by doitsuwine | 2017-03-04 17:37 | 山梨 | Comments(0)
山梨県韮崎市にある若宮八幡宮を訪ねた。

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目的があって行ったわけではない。
つまり 「立ち寄った」 のである。

皆様方は社殿や木々草花、庭園などを見るだろうが(もちろん私もそれらに惹かれることもある。京都や鎌倉などでは)、私はまず第一に石造物を見たい。

目についたのは降龍の立派な石灯籠。

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刻字を見ると、信州高遠台村向山氏市十良とある。
信州からの寄進だ。

そして天神様と正一位稲荷大明神。

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これで学問も商売も安泰といったところか。

皆さん、ちっとも面白くないでしょ?
私、すごく楽しいemoticon-0140-rofl.gif



(つづく)

by doitsuwine | 2017-03-03 17:23 | 山梨 | Comments(0)
山梨県を代表する民家形式の一つである茅葺切妻造主屋の数々を見て回る。

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中央部の突き出しは明治以降に養蚕が盛んになってから造られた部分。

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よく見るとネコが・・・

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暇だニャー~~~ム(ノω<).。oOO





(つづく)

by doitsuwine | 2017-03-01 17:02 | 山梨 | Comments(0)
上条集落をビューポイントから下りて、緩やかな坂を上ると地区の中心にある観音堂に出る。
ここには木食白道が彫った七尺五寸の 「一木百観音像」 が安置されている。

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子安地蔵の周囲に百観音が彫られている。
(この観音様や木食白道については省略します

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さて、それはそれとして、私は石造物観察が趣味だから、だれも興味を示さない観音堂の前に祀られた庚申塔の方にむしろ興味がある(^^;)

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風化が激しいが、青面金剛像であることは見てすぐにわかる。
四臂の珍しい形態で、下部にはしっかりと二猿が向かい合っている。
これが猿であることは石造物を研究していないとわからないだろう。
庚申塔の横には六地蔵が並んでいる。

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by doitsuwine | 2017-02-27 17:04 | 山梨 | Comments(0)
春間近の2月25日(土)、山梨県では2件目の国から指定を受けた重要伝統的建造物群保存地区である甲州市塩山の上条集落を訪れた。
私はこの伝統的建造物群を見て廻るのが 「趣味」 と化している。
何と言っても時代がタイムスリップするのがいい。
ここは山の中腹に位置し、甲府盆地を見下ろす南向きの山間に立地している。
まずは保存地区の南端にある福蔵院から出発。
写真はその山門。

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金剛山の尾根道をしばらく歩くと地区全体を見渡すことのできるビューポイントに着く。

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この屋根の中央部分が突き出ている家屋が保存対象の物件。
このビューポイントには六地蔵幢がある。

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六地蔵は古いが、その他の幢の部分は新しい。

真下の旧家を眺めていたら、ネコがたくさん日向ぼっこをしている長閑な風景を楽しむことができた。

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(つづく)

by doitsuwine | 2017-02-26 17:37 | 山梨 | Comments(0)
昨日のつづき。
上芦川集落に先年まで修復中の古民家があった。
その民家がその後どうなったのかを見たかった。

じゃ~~~~~んemoticon-0105-wink.gif

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すっかり修復も完了し、すばらしい姿に復元されていた。
裏側もご覧の通り。

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向こうに見える新しい建物はトイレ。
すごいじゃん!!!
この地区に典型的に存在する 「兜造り」 の民家。
これだったら訪れる人たちも満足していくだろう。
遠くには南アルプスを眺望できる。

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行政とはこうでなくっちゃねemoticon-0144-nod.gif

帰り道に双体道祖神を見つけた。

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(つづく)


by doitsuwine | 2017-02-22 17:29 | 山梨 | Comments(4)