ポルトガルの大航海時代 「発見のモニュメント」
エンリケ航海王子とトバスコ・ダ・ガマはあまりにも有名。
そして、ポルトガルはブラジル、モザンビーク、アンゴラ、マカオなどの海外領土を手にした。
その首都、リスボンのべレン地区に「発見のモニュメント」がある。
世界史が嫌いな私が唯一好きな時代、それが大航海時代。
この時代の人々には夢がある。
さて、その発見のモニュメント。
1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念してテージョ川河口に造られた。
船の形をしている。
両脇には大航海時代に活躍した船乗りや宣教師ら約30名のポルトガル人の像が並んでいる。
その先頭に立っているのがエンリケ航海王子。
モニュメントの中にはエレベーターがあり、屋上へ上ることができる。
ここからはベレン地区やテージョ川の素晴らしい眺めが楽しめる。
韓国や中国からのツアー団体は上らずに帰る(^O^)
ベレン地区には、大航海時代の建築物で世界遺産であるベレンの塔やジェロニモス修道院がある。
モニュメントの前広場には多くのポルトガルの航海者が辿った航路を示す世界地図の大きなモザイクがある。
地図にはポルトガルが各地を発見(到達)した年が記述されているが、日本の場合、ポルトガル人が種子島に漂着した1543年ではなく、ポルトガル船が豊後に漂着した1541年が記述されている。
◆余談であるが、このモニュメントが川の対岸を向いていると言って、バカにしている人たちがいるが、テージョ川河口はエスチュアリーといって港を建設するのには最高の自然条件を備えている。英国のロンドンやドイツのハンブルクも同じ。そこはほとんど海の一部なのである。ここから船が出ていたのだから、モニュメントが対岸を向いていても何ら問題のあることではない。
朝晩は寒く感じるくらいになってしまいました。
「ポルトガル」って言葉の響きいいですよね。
エレベーターがあるって、どの位の高さなのでしょうか。
52メートルの高さのコンクリート製です。ポルトガルは一度は訪れてみるべき国ですね。でも一度で充分な国でもあります。つまり4~5日で近郊の町も含めてかなり充分な散策が楽しめます。料理はおいしいですよ。フランス料理より庶民向けで、味もいいです。実はべレン地区へ行ったのは、このモニュメントより重要な目的があったのです。また、後日・・・。