旧大乗院庭園
私が奈良県で唯一、好きなエリア。
ここに旧大乗院庭園が公開されている。
大乗院とは、1087年(寛治元年)に創建され、平安時代から江戸時代に栄えた門跡寺院のひとつ。
治承4年(1180年)の南都焼き討ちによる焼失後に現在地に移り、廃仏毀釈の影響で明治初年に廃寺となるまで存続した。
大乗院庭園は室町時代の徳政一揆で荒廃したが、その後門跡尋尊大僧正の依頼により、銀閣寺庭園を作った作庭の名手善阿弥によって改造される。
将軍足利義政を始め公家たちがしばしば拝観に訪れ、以降、明治初頭まで南都随一の名園と称えられていた。
1995年からは奈良文化財研究所による発掘調査と並行して、江戸時代末期の門跡・隆温が描いた「大乗院四季真景図」をもとに復元工事が進められ、平城遷都1300年祭に伴い、一般公開を開始した。
しかし、しかし、私はそんな綺麗な庭園よりも、池の端でたたずむ鴨の番いの方が美しく見える。
この世で一番美しいのは仲良しの夫婦