プラハ城 その5 黄金の小径
プラハ城の北の隅にある細い路地。
色とりどりの小さな家が並んだおとぎ話の世界のような通り。
1597年にできたもので、城内で仕える召使いなどが住んでいた。
やがてその一角に錬金術師たちが住むようになり、この名前が付いた。
どれも小さな建物で、身をかがめないと入れない。現在は土産物屋になっている。
この通りの中程に青く塗られたNo.22と書かれた家(写真で私が背にしている家)がある。
ここは、作家のフランツ・カフカのために彼の一番下の妹オドラが仕事場として提供した家。
下宿の騒がしさに困り果てていたカフカは、1916年11月から約半年間、旧市街の下宿からここに通って毎晩遅くまで仕事に励んだ。
ここでナイスな栞を購入した。大事に使おう。