人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

一景一話

doitsuwine.exblog.jp

【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

雪の京都 その19 祇をん八咫 その1

雪の京都、最後のディナーは「祇をん 八咫」で決まり。

いつもの女将がお酌を。
シックな着物がよく似合う。
本日は奮発して「福寿草コース」でいこう。
最初はワインを付ける。
まずは先付の「子持ち若布と菜種」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_221541.jpg

私 「これ数の子ですか?」
女将 「子持ち若布です」
私 「数の子ではないんですか」
女将 「ですから子持ち若布です」
私 「・・・・・・」

次の小鉢は「牛蒡と京人参と人参葉胡麻和え」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22194587.jpg

嫌いな生の人参香が強烈な胡麻香で中和され、これは酒の肴に最高。

椀物からは「清汁仕立 焼ぶりと九条葱」
ここから酒は滋賀の純米吟醸「松の司」に。
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_2221110.jpg

いいタイミングで出される。

向附からは「季節の造り」(画像なし。撮る前にいただいてしまった)
続く温物は「寒筍と蛤 生海苔あん」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22243596.jpg

へぇ~~~、筍がこんなに料理されてしまうんだ。

焼物は「あん肝と揚げ粟麩くわ焼」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22263066.jpg

こんなの今までいただいたことあったっけ・・・

煮物は「丸大根と鴨丸」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22275110.jpg

私 「丸大根って蕪のこと? それとも聖護院大根? 小町蕪?」
女将 「ちょっと料理長に聞いてきます」
結局、何だったんだろう???
そして鴨丸、なかなか粋な名前だ。
私 「つくねのことを鴨丸って言うんですか?」
女将 「はい、つみれですね」
私 「(あれ? つくねとつみれって何が違うんだ???)」

そして御飯は「貝柱・三つ葉・京人参 かきあげ茶漬け」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_22345298.jpg

これは黙っていただく。
旨い!

最後の水物は「苺と洋梨コンポート」
雪の京都 その19 祇をん八咫 その1_e0297347_2236408.jpg

あ~~~食った、食った。

さぁ、それじゃ、二階へ行くか・・・・・・
私 「お勘定は上と一緒で」
女将 「毎度おおきに ごゆっくり」

(つづく)

◆女将とひそひそ話し
客 「この乾風(あなぜ)って酒を熱燗で」
(乾風は京都の地酒で、すっきり爽やかな吟醸酒)
私 「えっ、乾風を燗にするの?」
女将 「ときどき、いるんです」
私 「だって燗用の酒あるんでしょ?」
女将 「ええ、もちろん」
by doitsuwine | 2015-01-24 17:04 | 京都 | Comments(2)
Commented by arak_okano at 2015-01-26 14:59
京都の楽しみは様々、いや良いですね、やっぱりゆっくり、はんなり、まったりと京都で食事をする。このために京都へ行く、バグースです。アラックも、妻と一緒の時には聖護院御殿壮などに泊まって、懐石をいだたくんですよ。
Commented by doitsuwine at 2015-01-26 19:27
アラックさん(^^)/~~~
「聖護院御殿壮などに泊まって、懐石」
京都はこうでなければ・・・
私は自分への褒美と勝手に決めつけて、京都だけは贅沢をさせていただきます。
はんなり、まったりですよ!
バグースです!!

by doitsuwine