『有頂天家族 二代目の帰朝』
累計32万部突破した大ベストセラーの毛玉物語『有頂天家族』続編、『有頂天家族 二代目の帰朝』。
「阿呆の道よりほかに、我を生かす道なし」。
誇り高き「阿呆の血」が騒ぐ!
森見史上、最も壮大で、最も愛の溢れる物語の第二幕。予測を超える怒涛の展開!
天狗や人間にちょっかいを出しては狸界で顰蹙を買っている、京都下鴨家の三男狸・矢三郎は、「面白きことは良きことなり」という父の教えを胸に愉快に暮らしている。ところが、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目"が英国より帰朝すると、平和な街の気配が一変。天狗親子は大喧嘩、狸たちは覇権争い、狸を喰う人間たちは悪巧み、あちこちで多発する片思い……と、京都の街は混迷を極める。
一族の誇りをかけて、尊敬する師、愛する者たち、そして毛深き命を守れ! 愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。
久しぶりに巨編を読んだので、読了するのに時間を要した。
しかし、森見の京都を舞台にした奇想天外な物語は一週間のブランクをおいて続きを読んでもまったく問題ない。それほど登場する狸と天狗のキャラが面白い。
物語に登場する六角堂のへそ石。
これは狸が化けていることを初めて知った(笑)
この橋も狸が化けているのか?
今度京都へ行ったら出町商店街の裏路地と六道珍皇寺の井戸を覗くに違いない。
でも四條南座の屋根の上の死闘は見られないな(^^;)
読了する強靱なエネルギーを持つ方にはオススメの一冊。
この作品、直木賞をとるかも?
本がずらりの書斎。
京都が舞台の小説って、それだけで
京都好きには胸躍ります。
ジキニンはうちも常備薬です。
ご自愛ください。
私も京都が舞台でなかったら彼のシリーズは読んでいないと思います。
最近は短編集を読むことが多いのですが、これは久しぶりの長編でした。
キャラがいい味出しているのが面白い。
ジキニン、撮影してから、あっ、余計なものが写ってしまったな、と思ったのですが、やっぱりそこに目がいきましたか。
私の常備薬です。夜、ちょっと調子が・・・と感じたらすぐ服用します。
これ最高に効きますね!