屋船神社
鳥居もないし神社の名前もわからない。
その後、少し調べてみたが、神社庁の調査した山梨県の神社一覧にはその名を見つけることができないので、屋敷神様なのであろう。
民家の合間を通る狭い参道を登ると、
屋敷神にしては立派な祠が現れる。
境内は遅咲きの二本の桜が満開である。
祠を見ると、左側にはケースに入った弁慶が飾られている。
???
祠の中には頭部の欠けたご神体が納められているが、何の神か見当がつかない。
その背後に置かれた木札には、「屋船久々能・・」 (右) と 「屋船豊受姫・・」 の文字が見える。
この両神は 「屋船久久遅命」 (樹木の神) と 「屋船豊受姫命」 (稲穂の神) であり、『古事記』 によると伊邪那岐命と伊邪那美命の神婚による国生みの後、十二番目に生まれたのが木の神 「久久能智神」 であるという。
家屋の守護神としての屋船大神は木霊と稲霊を合祇して、桃源郷の人々を守り続けてきたのであろう。
まさに彼の地に相応しい神である。
「終りの日に人は神の前に立つ」 (聖書)
私は毎日神の前に立っていますよ。
※以上、全国路傍の石造物調査委員会会長doitsuwineからの現地リポートでした。
(完)
バチカン宮殿の中にあるシスティーナ礼拝堂❣️
美しい桃源郷もまた、、見ごたえある絵画のようです!
神さまを祀る心、畏れる気持ち、山里の
四季に訪れる自然、どれもみな美しい姿です。
薄ピンク色の日本、システィーナのブルー、
心踊る春がやって来ました!
すばらしいコメントにお応えする言葉を失いました。
システィーナ礼拝堂の「最後の審判」、圧巻でした。
芸術の名作はいずれも見る人をして限りない魅力を放ってますね。
武術もそうありたいものです。