「名前がない」 有名な人・動物 その3
菅原孝標女 (すがわらのたかすえのむすめ)
平安時代の貴族の女性で本名はわからない。
10歳頃から50歳頃までの人生を回想した 『更級日記』 の作者。
父は菅原道真の玄孫、菅原孝標。
母は藤原倫寧の娘。
母の異母姉 (伯母) は 『蜻蛉日記』 の作者である藤原道綱母 (これまた名前不詳)。
JR内房線・小湊鉄道の五井駅東口前に彼女の銅像がある。
笠をかぶり虹の上を歩く銅像は、菅原孝標をはじめ姉や継母とともに上総国から京の都へと上京する数え年13歳の菅原孝標女の姿をモチーフにしている。
また、五井駅から国分寺台まで延びる道路は「更級通り」と愛称されている。
才能に恵まれながらも、貴族社会の中で名前すら残せなかった女性の空しさを感じてしまう。
(つづく)
とても不思議ですね。
虹の上に立っている構図も、何か意味ありげです。
なんとなくちかしいものを感じます笑
今でも、彼女の足音が聞こえるのはもしかして、
名がないおかげかもしれない。。
現代にも生きている、彼女はたくさんいると思います。