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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

カテゴリ:山梨( 209 )

御坂町の桃源郷を散歩していたら、やや大きな祠を見つけた。

鳥居もないし神社の名前もわからない。

その後、少し調べてみたが、神社庁の調査した山梨県の神社一覧にはその名を見つけることができないので、屋敷神様なのであろう。

民家の合間を通る狭い参道を登ると、

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屋敷神にしては立派な祠が現れる。

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境内は遅咲きの二本の桜が満開である。

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祠を見ると、左側にはケースに入った弁慶が飾られている。

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???

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祠の中には頭部の欠けたご神体が納められているが、何の神か見当がつかない。

その背後に置かれた木札には、「屋船久々能・・」 (右) と 「屋船豊受姫・・」 の文字が見える。

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この両神は 「屋船久久遅命」 (樹木の神) と 「屋船豊受姫命」 (稲穂の神) であり、『古事記』 によると伊邪那岐命と伊邪那美命の神婚による国生みの後、十二番目に生まれたのが木の神 「久久能智神」 であるという。

家屋の守護神としての屋船大神は木霊と稲霊を合祇して、桃源郷の人々を守り続けてきたのであろう。

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まさに彼の地に相応しい神である。

「終りの日に人は神の前に立つ」 (聖書)

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私は毎日神の前に立っていますよ。

※以上、全国路傍の石造物調査委員会会長doitsuwineからの現地リポートでした。






(完)
by doitsuwine | 2019-04-21 07:59 | 山梨 | Comments(2)
平日の午後、出張の合間に笛吹市御坂の桃源郷を散策した。

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ブドウの名産地ではあるが、それに勝るとも劣らない桃の一大産地でもある。

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加えて桜の名所でもあり、春のこの時期は桃と桜の競演を観賞することができる。

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平日の午後のひととき、幸せな時間であった。

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(つづく)
by doitsuwine | 2019-04-20 14:37 | 山梨 | Comments(4)
我が町、富士吉田。

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知る人ぞ知るグルメ都市。

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世間的には 「吉田のうどん」 しか知られていないようであるが、どっこい何を食べても美味いのだ!

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(まあ、美味い店しか行かないから当然なのだけれども)

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美味しいものをいただくと人は幸せになります。

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(完)
by doitsuwine | 2019-04-14 22:07 | 山梨 | Comments(4)
我が町富士吉田には全国的にも有名な 「吉田のうどん」 がある。
5万人に満たない人口の小都市に70軒以上のうどん屋がある。
特徴はいろいろあるが、とにかく固いのが一番の特徴で、腹持ちがいい(つまり消化が悪い)。
これはうどんに大量の塩を使い、男が足で踏みつけてうどんを捏ねるからである。
具は基本的にキャベツだけ。
肉を入れる場合は馬肉に限る。

お客さんが来ると、うどん屋を紹介するが、私は「そば」を食べる(^^;)
(年を取ったので塩分を控えなければならないのだ)

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(完)
by doitsuwine | 2018-12-26 22:36 | 山梨 | Comments(0)
我が町富士吉田の西裏は昭和の戦前、そして高度経済成長期に全盛期を迎えた飲食店街である。
それが昭和の終わり頃からすっかり廃れてしまい、半ばゴーストタウンと化した。

しかし、ここ数年、若い人たちが意欲的に出店を始め、今ではかなり回復の兆しが見えてきた。

そんな中で知る人ぞ知る隠れ家イタリアンレストラン 「Transparent FULL MOON」。
知らなければまず行くことはない場所にある。
テーブル3つ、10人で満員御礼。
これがいい。

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料理のレベルは半端なく高い。

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これもまたいいところ。

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最近よく利用している。

そして、もう一つはジャズバー『NOW』。
もうこの界隈では老舗になるバーであるが、これまた料理が美味い。

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好きな曲をリクエストして、美味しい料理をいただく。
ここもまた我がパラダイス。






(完)
by doitsuwine | 2018-12-07 17:23 | 山梨 | Comments(2)
この秋、山梨県立美術館でバルビゾン派から印象派への架け橋と題してドービニー展を中心に特別展を開催している。

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私は宗教画が嫌いなので、ヴェネツィアを訪れたときもアカデミア美術館には入らなかった。
(多分、今回も入らない)

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その分、風景画や静物画が大好きであるから、今回の特別展を見逃すことはできない。

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正に私好みの絵画のオンパレード。

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時間をかけて心ゆくまでじっくりと観賞してきました。

今月の16日まで開催中。






(完)
by doitsuwine | 2018-12-06 17:13 | 山梨 | Comments(2)
河口湖北岸勝山近くに住む漁夫の娘おルスが、対岸大石の若者黒兵衛と人目をしのぶ仲となった。
ルス女は夜な夜なタライのような舟に乗って河口湖を渡り、大石の湖に突き出ている黒い岩の上に立って灯をかざして待つ黒兵衛のもとへ通うのであった。

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ところが黒兵衛には将来を誓い交わした、おテルという娘がいたので、テル女はそれと気づいてルス女を心から呪っていた。

十二ヶ岳おろしが吹きすさぶ嵐の夜、おルスの舟は木の葉のように荒ら波にもまれ、黒兵衛がうち振る灯は裂風に吹き消され、暗夜湖上で目印しを失ったルス女は、舟もろ共湖中の渦に巻きこまれて果ててしまった。

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黒兵衛は道ならず、二人の娘を恋し悲しませた非を悟ると、妙本寺の仏門に入ってルス女の霊を手厚く弔ったという。

その後黒兵衛がルス女を心待ちにして立った岩岬をルスヶ岩と呼ぶようになった。

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手前が大石のルスヶ岩、向こう岸がルスが住んでいた勝山







(完)
by doitsuwine | 2018-10-16 22:30 | 山梨 | Comments(0)
富士山吉田口登山道の4合目~5合目までを約3時間かけて往復した。

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先日の台風で、樹木が倒れ、登山道の3カ所を塞いでいた。

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台風が去ったら、翌日は快晴だったんだから、お役所さんたち、チェーンソー持っていって処置くらいしなさいよ。

あなた、世界遺産だよ、他所から来ていた多くの登山客とすれ違いましたよ。

あんな状態のままよく放置して知らん顔していられるね。






(完)
by doitsuwine | 2018-10-15 19:54 | 山梨 | Comments(3)
遙かなる 富士の高嶺の その向こう 見えるは利根か アマゾンか 雲海流る その奥の 果てはまだ見ぬ 三途川 越えれば見ゆる 黄泉の国 握るは真田 六文銭 斬って斬られて 斬り返し 太刀の下こそ 地獄なれ 身を捨ててこそ 浮かぶ瀬に 見えるは敵の 白刃なり 受けたら投げよ 五月雨に 打てば開けし 有明の 月こそ映せ 大沢の 池の小舟に 誘われて 月に酔いしは 邯鄲の 夢の枕に 粟粥の 栄枯盛衰 世のならい はかなき夢と 思うなよ 我ただ無心に 思いなば 敵とて入る 余地はなし これ一太刀の 極意とぞ知れ

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(本日、富士山五合目より雲海を見下ろす。一筋の青空が遙か彼方のアマゾン川に見えました)






(完)
by doitsuwine | 2018-10-13 21:00 | 山梨 | Comments(0)
ずいずいずっころばし
ごまみそずい
茶壷に追われて
どっぴんしゃん
抜けたらどんどこしょ

この 「ずいずいずっころばし」 という童歌に歌われているお茶壺道中で知られる 「茶付道」 は、わが富士吉田を通っている。

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ここは以前にも紹介した旧鎌倉往還と茶付道が出合う辻になっており、我が家から5分の場所にある。
富士吉田の北側の山裾を抜け、谷村(都留市)の勝山城にあったお茶蔵に一時保管された後、江戸へ運ばれた。

この辻には優れた道標があり、春には桜が満開になる。
私が好きな場所。






(完)
by doitsuwine | 2018-10-05 18:33 | 山梨 | Comments(0)