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一景一話

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【一景一話】 ~心に残る景色との出合いと食の愉しみ~

タグ:オブジェ・彫像 ( 185 ) タグの人気記事

「名前がない」 有名な人・動物 その3

菅原孝標女 (すがわらのたかすえのむすめ)

平安時代の貴族の女性で本名はわからない。

10歳頃から50歳頃までの人生を回想した 『更級日記』 の作者。

父は菅原道真の玄孫、菅原孝標。
母は藤原倫寧の娘。
母の異母姉 (伯母) は 『蜻蛉日記』 の作者である藤原道綱母 (これまた名前不詳)。

JR内房線・小湊鉄道の五井駅東口前に彼女の銅像がある。

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笠をかぶり虹の上を歩く銅像は、菅原孝標をはじめ姉や継母とともに上総国から京の都へと上京する数え年13歳の菅原孝標女の姿をモチーフにしている。

また、五井駅から国分寺台まで延びる道路は「更級通り」と愛称されている。

才能に恵まれながらも、貴族社会の中で名前すら残せなかった女性の空しさを感じてしまう。






(つづく)
by doitsuwine | 2019-06-07 07:18 | 人物 | Comments(5)
本日、山越えの出張あり、その周辺を散策。

住宅地を散策していると、ブドウ畑の隅に石造物発見。

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T字路になっているので魔伏せか道祖神かということはわかるが、その刻字を読んで首を傾げてしまった。

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「大嶽山金剛防守 富士染蓮防守」

なんじゃ、これ???

調べると、大嶽山金剛防守は、
甲斐国社記・寺記第四巻寺院編に、由緒書上帳で、山梨郡下石森村羽黒修験観音寺より、甲府市御城代松平伊予守に差出した書面に「甲斐国山梨郡万力筋上釜口村釜戸ノ庄那訶都神社大嶽山金剛坊大権現、社地五町四方余、当神社往古人皇四十四代元正天皇ノ御宇養老元丁巳三月十八日笛吹川ノ源、国司ヶ嶽に鎮座ス云々……」とあり、

この石碑から山奥に入った場所に鎮座する那訶都神社の権現様であることが判明した。

道標を兼ねていたのだろうか。

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それにしても「富士染蓮防守」はさっぱりわからない。

全国路傍石造物調査同好会会長をもってすらわからないのだから、これはお手上げ物件である。

見れば必ず何かを語りかけてくれる石造物は実におもしろい。







(完)
by doitsuwine | 2019-05-30 22:51 | 山梨 | Comments(2)
群れはときに綺麗ではあるが、

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主体性を失うこともあれば、

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人形になることもあり、

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ロボットになることもある。

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(完)
by doitsuwine | 2019-05-17 07:43 | 生活 | Comments(2)
世の中で、血の汗を流す者は、

汗血馬

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星飛雄馬

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ブッチャー

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(完)
by doitsuwine | 2019-05-16 07:52 | 人物 | Comments(4)
その後、東京国立博物館で開催されている特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」を観に行く。

小雨が降り出したので丁度いい。

今回のような特別展では、普段は正面からしか観ることができない観音や仏像を360度から観ることができることに意義がある。

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それらを周囲から観ると、どうしてこんなに巨大な仏像がバランスを保って立っているのかという不思議な疑問も生まれてくる。

あるいは豪華絢爛な曼荼羅を目の前で観られるのもまた一興である。





(つづく)
by doitsuwine | 2019-05-11 23:55 | 東京・神奈川 | Comments(6)
上野桜木の八万四千体地蔵(浄名院)の中に閻魔地蔵がある。

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閻魔は、仏教やヒンドゥー教での地獄、冥界の主とされ、冥界の王として死者の生前の罪を裁く神とされている。

日本の仏教においては地蔵菩薩の化身とみなされ同一視されている。

完全に神仏混淆の地蔵であり、神である。

私はこの閻魔に関わる趣味をもっているので、一層閻魔には興味が湧くのである。

だけど絶対に地獄にだけは落ちたくない・・・







(お江戸散策つづく)
by doitsuwine | 2019-05-10 22:17 | 東京・神奈川 | Comments(2)
谷中の某寺院に立つ舞塚と庚申塔。

舞塚は庚申塔の背後に立っている。

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この場所で誰が何のために舞ったのだろうか。
情報は何一つない。
奈良には静御前が舞ったという舞塚があるが、その他はほとんど類例がない。

お寺の関係者さん、どなたか調べなければダメでしょ。

庚申塔には醜く雑草の蔦が絡まり、青面観音は不気味かつ苦しそうである。

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この邪気を踏み、その下に一匹の猿を彫った優秀な庚申塔を一体誰が見守っているのだろうか。

住職さん、天罰が当たりますよ。






(完)
by doitsuwine | 2019-05-07 18:07 | Comments(0)
根津神社に寄進された石柱外構には寄進者の居所と姓名が彫られている。

その中の一つ 「丸山新町 鏡湯」。

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好きなんだなぁ~こういうの調べること。

ふむふむ・・・

場所は? 文京区駒込丸山新町1、現在は文京区白山 1-25-1となっている。

明治10年に創業し、2002年 には営業していたが、2007年には消滅している。

それで画像をお借りしてきた。

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こんな銭湯がぽつんとあったら、散策のついでに入りたいねぇ。

文科省が拵えた学校で教える冷めた歴史より、こんな身近に発見できる庶民の歴史の方が、よっぽど面白い。






(つづく)
by doitsuwine | 2019-05-06 07:37 | 東京・神奈川 | Comments(2)
谷中の寺を散策していると、いろいろな人物の碑に出合う。

有名無名さまざまな人々に・・・

まずは富士松加賀太夫の墓。
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どういう人なんだろう。

帰宅してから調べるのもまた一興。

何々?

安政2年~明治25年、本名は野中富士松。江戸浅草の生まれ、初代加賀太夫(後の初代富士松魯中)の三男。兄には2代目富士松魯中(後の6代目加賀太夫)がいる。7歳で父が死去し初代の門弟で寄席で活躍していた富士松紫朝の門下になり富士太夫を名乗る。後に歌賀太夫と改名し、1880年に5代目加賀太夫を襲名。主な作曲には「高橋お伝」、「花井お梅」がある。美声ではあったが寄席で売れることはなかった。

代々襲名であるからよくわからないけれど、多分、この五代目加賀太夫の墓だろうと思う。

お次に出合ったのは、喜久女という女性。

延寿寺に二基の石柱を寄進している。

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調べても何一つわからない。

で、有名人物も一人取り上げねば。

高橋泥舟。

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これまた大きな楠(クスノキ)の下に眠っている。

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説明するまでもあるまい。







(つづく)
by doitsuwine | 2019-05-05 07:14 | 東京・神奈川 | Comments(2)
全国路傍石造物調査委員会の会長は、お江戸でも石造物調査は欠かさない。

まずは根津神社にある庚申塔から。

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この庚申塔はレベルが高い。

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見事な青面金剛像四体が合祀されている。

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それぞれに特徴があり、定番の三猿を下部に配したもの。

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一猿二鶏を配したものなど、興味は尽きない。

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この後、谷中の寺巡りへ。






(つづく)
by doitsuwine | 2019-05-03 07:17 | 東京・神奈川 | Comments(2)